こんにちは!
ナビゲーターの藍です。
夫や子どもに何度も「電気を消して」って言ってるのに、「自分は悪くない」と言わんばかりの言い訳ばかり。
会議の資料をろくに用意できない部下を怒ったら、言い訳をしてイライラ。
あなたの周りにもいませんか?
言い訳ばかりをする人たち。
うちは子どもたちがそうです💦
「明日の学校の用意をするんだよ。」って何度か言っても、生返事ばかりでやってない。
最後に怒ったら、「聞いてなかった。」「用意をしないと自分が困るなんて、知らなかった。」と言い訳ばっかり!
何度も言った後に言い訳されると、余計にイライラするんですよね。
怒っているほうはそう思うよね。
じゃあ、言い訳するほうはどう思っているか、ちょっと考えてみようか。
言い訳されるとイライラしますが、なぜ相手は言い訳をするか分かりますか?
「言い訳する相手の気持ちなんて考える必要はない!」
「言い訳なんて聞く必要はない!」
そう突っぱねてしまうと、相手はますます言い訳ばかりで、あなたのイライラも大きくなるばかり!
もしあなたが、相手に言い訳をしてほしくない!と思っていたら、ぜひ今回の記事を読んでみてください。
あなたのストレスをゼロにして、相手の言い訳を一発で無くす伝え方の技術を公開します!
もくじ
人はなぜ言い訳をするの??
ではちょっと視点を変えて、言い訳する人の心理について考えてみましょう。
あなたも今までで一度は「言い訳をしてしまった!」ということがあると思います。
その時のことを思い出してください。
あ!確かに私もあります!
小学生の時は17時までに家に帰る約束でしたが、友達と遊ぶことに夢中になって、帰ったのが17時半になったんです。
その時に必死に母に「時計を持ってなくて、何時か分からなかった」とか「遊ぶことが楽しくて、変えることを忘れてた」とか言い訳してましたね。
でも母は一切聞かず、家に入れてもらえませんでした…。
藍さんのお母さんにとっては、「約束を守ったか、守ってないか」その結果だけが重要だったから言い訳を聞かなかったんだね。
一方なぜ藍さんは、言い訳をしてしまったと思う?
怒られることが怖かったんだと思います。
遅れた理由があれば、怒られないかな…と思ったのかも。
あとは、友達と遊ぶのが楽しかったから約束を忘れてしまった…という気持ちを、分かってほしかったのかも。
まとめると藍さんは
・怒られる恐怖
・自分の気持ちを分かってほしい
こんな思いから、言い訳してしまったということだね。
これは藍さんだけの例じゃなく、ほぼどんな人もこんな理由から、つい言い訳をしてしまうんだよ。
人は、誰でも悪気なく行ってしまうことがあります。
しかし、悪気無くしたことを突然誰かに怒られると、つい「いや、自分もこんな気持ちがあって、してしまったんだ。」と主張したくなるものです。
その裏にあるのは、「悪気がないという自分の気持ちを分かってほしい」という思い。
また、人に怒られて「傷つきたくない!」という自己防衛反応から、つい「こんな理由があってしてしまったんだ。だから自分のせいじゃない…!」と言いたくなるんですね。
だから怒ったり責めたりすると、余計相手は自分の身を守ろうと、言い訳を重ねます。
例えば
・電気を消す習慣がある妻
・電気を消す習慣がない夫
それぞれ違う習慣があります。
電気を消す習慣がある妻が「電気は必ず消して。」と夫に言っても、すぐに習慣は身につきませんよね。
電気を消さなかったとしても、「妻の言ってることを無視してる」わけではなく、消す習慣がないだけなんです。
それを妻に「なんで何度も言ってるのに電気を消さないのよ?!」と怒られても、夫は「そんなことを言われたって…」と言い訳をしたくなるのです。
新しいルールに従うのは、なかなか大変なもの。
あなたも経験はありませんか?
ダイエットをしてもなかなか続かないとか、
食事では1口30回以上噛んだほうがいいと思っても忘れちゃったりとか、
節約しようと思ってもつい浪費しちゃったりとか、
SNSは控えようと思ってもつい何度も確認しちゃうとか…。
そういった行為を人から「ダイエットしてないじゃん!何やってるの?!」と責められても、つい言い訳をしたくなりますよね。
でもそれって全然おかしいことではありません。
そのくらい新しい習慣を身につけるって、大変なことなんです。
仕事が遅い部下も、悪気があってやってるのではなく、「テキパキ仕事を片付ける」という習慣や方法を知らないだけ。
だからもしあなたが、誰かに
「なんで何回言ってもわからないの?!」
「約束破ったあんたが悪いんでしょ!!」
「これくらい常識でしょ!」
とイライラした時には、ふと「この人には、そんな習慣がないのかもしれない…。」と考えてみてください。
それだけで、怒りが爆発しそうなのを防げますよ。
そんな「言い訳をする人の心理」を踏まえて、「相手の言い訳を一発で無くすストレスゼロの伝え方」をご紹介しますね。
言い訳を一発で無くすストレスゼロの伝え方
夫でも子どもでも会社の部下でも、相手は自分とは別の人間です。
だから常識も考え方も全く違う。
このことは、まず忘れないようにしてください。
そのうえで、「相手にこうしてほしい!」という要望がある場合は、「相手の心に伝わる言い方」で伝えると…不思議と相手は言い訳をしなくなります!
そう、言い訳を一発で無くすためには、あなたの伝え方を工夫すればいいのです。
その方法を4つ公開しますね。
①相手の言い訳を繰り返す
まずは、言い訳の多い相手への伝え方。
相手の言い訳を、こちらも繰り返して言います。
部下「連絡できなかったのは、A先輩に『連絡はいいから先にこっちの仕事をやって。』と言われて…」
あなた「A先輩に『先にこっちの仕事をやって』と言われたから、連絡できなかったのか。」
部下「そうです、A先輩の仕事を優先すべきかな…と思っちゃって。」
あなた「A先輩の仕事を優先すべきと思ったんだね。」
部下「あの…課長へ連絡しなきゃ…と焦ってたんですけど…」
あなた「私へ連絡しなきゃと焦ってたんだね。」
部下「それで連絡が遅くなったのですが…お待たせしてすみませんでした!」
このように批判することなく相手の言い訳を繰り返すと、相手は「自分がしたことを客観視」します。
そうすると…だんだんと自分がしたことを恥ずかしく感じてくるんですよ。
恥ずかしくなると、「結局してなかったですよね、ごめんなさい。」と素直に謝ったり、本音を打ち明けてきます。
ポイントは、責め口調にならないこと。
怒らないで淡々と繰り返してあげると、相手は素直に謝るようになるのです。
②I(アイ)メッセージで伝える
これは心理学の技法の一つになりますが、主語を「I(私)」に変えます。
人ってどうしても「命令口調」で話してしまいますよね。
「○○しろって言っただろ?!」
「どうしてあなたは何回言っても○○できないの?!」
これはYou(あなた)を主語にしたユーメッセージといいます。
「あなたが○○しなさい!」
という強烈なメッセージを含みますが、この伝え方をされると、人は反射的に拒否したくなります。
ですから、あなたがどんなに正論を言っても、相手はあなたの言うことを拒否してしまうので、何度言っても伝わりません。
しかも人って命令口調で話すと、興奮してきてどんどんイライラしてきちゃうんですね。
そこで主語を「I(私)」に変えちゃいます。
「○○してくれると、(私は)とっても嬉しいの。」
「(私は)今とても忙しいから、○○してくれたらとても助かるよ。」
どうでしょう?
命令口調が一気に柔らかい表現に変わったと思いませんか?
藍さんも例えばお母さんに
「あなたの帰りが遅いと、『藍に何かあったんじゃないか??』ってお母さんとっても心配になるの。だから17時に必ず帰ってきてほしいんだ。」
と言われていたら、どうだろう?
あ!それだと言い訳する気持ちにならないかも…。
お母さんに心配かけちゃったんだなって分かるから、「ごめんなさい。」って素直に言える気がします。
そう、Iメッセージの最大のポイントは、自分の気持ちを素直に伝えることなんだ。
藍さんのお母さんは藍さんが心配だから17時までに帰ってくること…というルールを作ったんだよね。
本当は、ただその気持ちを伝えればいいだけなんだよ。
「相手に○○してほしい」という気持ちがあるのは、あなたが何か困っているということ。
その気持ちを素直に伝えれば、相手の心に深く響くのです。
③一緒に頑張ろうと伝える
でも中にはアイメッセージで、「私はこんなに困ってるから、助けてほしい。」と伝えても、伝わらない人もいますよね。
そういう人への対処法もちゃんとあるんですよ。
それは「一緒に頑張ってみよう」とサポートすること。
例えば夫が何回言っても電気を消してくれないとき。
「電気を消さないと電気代がすごく高くなるんだ。普段一所懸命節約しているから、とっても悲しくなるの。」
と言われても「へ~~、そうなんだ…」と思うだけの夫も、残念ながらいます…。
…残念ながらいるのです💦
相手がそういったタイプの人なら、「一緒に頑張る」というサポートをしてみます。
例えば
「電気代が節約できたら、一緒に外食しようよ!」
と相手も喜ぶことを提案してみる。
「私もダイエットを頑張って続けてみるから、あなたも電気を消す習慣を身に着けてほしい。一緒に頑張ってみようよ!」
とお互い頑張ることを提案してみる。
新しい習慣を身につけることは大変ですが、誰かのサポートがあると、すんなり身につけられるんですよ。
特に子どもはそうですね。
一人では難しい習慣化も、誰かと一緒に頑張っていると思えば、「やろう!」という意識が芽生えてきますよ。
④相手にしてほしいことを視覚化する
伝え方の最終手段は、「要望を視覚化」すること。
何度言ってもわからない相手は、あなたの要望がすぐに頭から抜けている可能性が高い。
そのため、「してほしいことを紙に書いて貼っておく」ことがもっとも効果的。
電気を消してほしかったら、部屋のドアに「部屋を出るときは電気を消してね」と書いた紙を貼っておく。
会議の資料を早く用意してほしかったら、素早く用意できる手順を紙に書いて渡す。
家に17時までに帰ってきてほしいなら、アラーム付きの時計を持たせて時間で知らせる。
連絡事項は付箋に書いて、見やすいところに貼っておく。
何度も相手に伝えるよりも、相手が「あ!そうだった!」と気づける工夫をしてあげるのです。
一見手間に見えますが、実は何度も伝えるよりストレスが減って効果的。
何度伝えても分からない…ということは、口で言っても伝わらないということです。
人は視覚から情報の7~8割を得るといわれていますので、効果が絶大なほうを選びましょう。
相手を変えるよりも自分がまず変わってみると世界が変わる
何度言っても相手が言ったとおりにできない…というときは、相手によく伝わっていない可能性が大。
「なんで何度言ってもわからないんだ!」と怒るより、相手に伝える技術を磨けばいい。
そのほうがずっと簡単で、ストレスゼロの方法です。
怒ることや不快に思うこと、「こうしてほしい!」と思うことは、悪いことではありません。
ただ、相手に伝わるような伝え方をすれば、相手も「尊重されている」と感じて、すんなりあなたの要求を受け入れてくれます。
逆に怒ったり責めたりすると、相手は「私の気持ちを分かってくれない」「私が悪いんじゃない!」と、心を閉ざしてしまいます。
心を閉ざすと、あなたの気持ちは伝わりません。
だから一番おすすめの方法は、アイメッセージを使うこと。
親しい相手には特に、Iメッセージであなたの正直な気持ちを込めます。
「困っている」「心配している」「悲しい」「嬉しい」「助かる」
自分の正直な気持ちを伝えるのは自己開示といいますが、自己開示をするとあなたも自分の気持ちに向き合うことになります。
自分の気持ちに向き合うと、自己理解が深まって、
自己理解が深まると、他者理解も深まるんです。
「ああ、私ってこんな気持ちだったのね。」
「もしかしたら、あの人はこんな気持ちなのかも。」
あなたが相手の気持ちを分かってあげると、相手もあなたの気持ちを理解しようと思う気持ちが芽生えます。
これがIメッセージの最大の威力。
言い訳する人は「自分の気持ちも分かってほしい!」と思っているので、相手の心にも響くんですよ。
あなたが相手を理解したら…言い訳もなくなって、あなたのイライラも激変します。
あなたのイライラが激変したら、相手もあなたの気持ちを理解してだんだんと変わっていくんです。
ここまできたら好循環。相手との関係性もどんどん良くなっていきますよ。
あなたが伝え方を変えるだけで、世界が変わっていく…。
世界を変えるために、まずはあなたの伝え方を変えてみませんか?
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