こんにちは!
ナビゲーターの藍です。
彼氏が何回言っても分かってくれない!
妻が私の気持ちを考えてくれない!
そんな風に、あなたは恋人や配偶者に怒ってしまったことはありませんか?
このようにキレて怒ってしまう原因は、実はあなたの心の奥底に眠る、「ある感情」が元になっています。
心の奥底にある感情で、家族にキレちゃうんですか??
ただ単に、「相手が何度言っても分かってくれない」から怒るんじゃないですか?
「相手が何度言っても分かってくれない」から怒ると思っている人は、自分が怒るのは相手に原因があるからだ!と思っているよね。
でも実は違うんだよ。
家族や恋人に癇癪を起すのは、相手に原因があるんじゃなく、自分の心の奥底にある、「ある感情」が原因なんだ。
今日はその「ある感情」について紹介していくよ。
「自分が怒るのは、旦那が分かってくれないから!」
「あいつはいつも、俺を怒らせるようなことばかりする!」
そんな風に怒る原因は相手にある!と思い込んでいると、いつまでたっても自分の怒りをコントロールすることはできません。
なぜなら、あなたがキレる本当の原因は、あなたの心の中にあるからです。
なぜあなたは大切であるはずの家族や恋人に対してキレるのか…。
その謎を知れば、あなたは大切な家族にキレる必要が無くなります。
人間関係が円滑に進む、本当のコミュニケーションを知ることができるので、ぜひご一読ください。
あなたは本当は怒りたいわけではない
まず始めに知っておいてほしいのは、「あなたは本当は怒りたいわけではない」ということです。
「怒る」という手段を取ることで、何かを伝えようとしているのです。
例えば、あなたが家族や恋人に対して怒ってしまうときは、どんなときですか?
「私も仕事で疲れているのに、夫は何度言っても家事を手伝ってくれないから、イライラする。」
「彼氏に連絡を頂戴って言ってるのに、ほとんどくれないから、ヒステリックに怒っちゃう。」
「飲み会に行くたびに、妻に嫌な顔ばかりされる。俺だって息抜きがしたい!だから文句を言われてるとキレる!」
このような理由でしょうか?
でもこれらの理由に共通するのは、
「私の気持ちを分かってほしい!」
という思いです。
先ほどの理由も、
「私も疲れてて辛い。」
「連絡をくれないと、すごく心配。」
「飲み会を理解してもらえないのは、悲しい。」
このように言い換えることができるのです。
そう、怒りの裏には、こんな思いが隠されているのです。
怒りの裏にある感情とは?
先ほどご紹介した、怒りの裏に隠されている気持ちについて、分かりやすくご説明します。
怒りの感情に隠れているあなたの本当の気持ちは、「期待」です。
あなたが抱えている「さみしさ」「不安」「悲しみ」「苦しさ」「辛さ」などのネガティブな感情を「理解してほしい」という「期待」が隠されているのです。
「体が疲れてしんどいから、助けてほしい。」
「連絡がないと不安だから、必ず連絡が欲しい。」
「ずっと家庭に縛られるのは辛いから、分かってほしい。」
本当は、そんな気持ちを分かってほしいのですが、相手が自分の期待と違う行動をすると、「裏切られた!」と無意識に感じて、怒りが湧きあがってしまうのです。
あなたが抱えている「不安」「悲しみ」などを第一次感情と言い、それが理解されずに期待を裏切られたと感じた時に出てくる「怒り」を第二次感情と言います。
もしもあなたが相手に何も期待していなかったら、「思った通りにならなかったな。でもまあいいか。」で済むはずです。
でも相手に期待をするから、期待通りにならなかったときに、怒ってしまうのです。
問題は、家族や恋人など、関係が近い相手になると、よりこの「期待感」が大きくなってしまうこと。
「恋人なんだから、私の気持ちを分かってくれてるはず。」
「何度も言ってるんだから、通じているはず。」
そんな風に「私のことを分かっているはず」と、相手に過剰に期待してしまうため、反動から怒りやキレるという表現で出てしまうのです。
でも家族や恋人に対して、いつもキレていたら、いずれ破綻する危険性も出てきます。
では一体どうしたらいいのでしょうか。
ステップ①まずは自分の本当の気持ちに気づこう
家族や恋人にキレないために必要なこと、その①。
まずは、怒りの裏にある、自分の本当の気持ちに気づいてあげて。
そうなんだよ、キレるという行動の裏に、「不安や悲しみ」をはじめとする第一次感情が隠されているなんて、自分自身で気づいてないことが多い。
だから相手に怒りが芽生えたときには、「私は本当はどんな気持ちなんだろう。」「怒りたいんじゃなくて、相手にどうしてほしいのかな。」って考えてみよう。
自分自身で、怒りの裏に隠れた第一次感情に気づいてあげると、そのマイナス感情に向き合うことができます。
マイナス感情に気づいてあげるだけで、「じゃあその感情を、どうやって解決していこうか。」と冷静に判断できるようになるのです。
ステップ②気づいたらSOSを素直に口に出してみて
家族や恋人にキレないために必要なこと、その②。
自分がどんな第一次感情を持っているのか気づいたら、それを素直に相手に伝えるんだよ。
大体が「寂しいから構ってほしい。」「辛いから助けてほしい。」「私の悲しい気持ちを分かってほしい。」というSOSの気持ちがほとんどだ。
あなたは本当は「分かって欲しい。」と思っているんだ。
家族や恋人だと、より分かって欲しいって気持ちが大きくなるけど、その気持ちに自分で気づかないと、素直に言葉にすることができないし、言葉にしなければ相手も気づけない。
だから自分の第一次感情に気づいた後は、それを素直に相手に伝えてみて。
「連絡をもらえないと、何かあったんじゃないかってすごく心配になるの。あなたが好きな分、不安も大きくなって苦しいんだ。」
そんな風に相手に素直に伝えることで、相手もあなたの本当の気持ちに、気づくことができるんだよ。
あなたが今までキレても、恋人や家族との関係が改善されなかったとしたら、それはあなたの本当の気持ちに、あなたも相手も気づいていなかったから。
突然「何度言ってもわからないあんたが悪い!こんなに怒ってるのは、あんたのせいだ!」と怒鳴られても、相手も批判的な気持ちを抱くだけで、あなたの気持ちを理解しようとは思いません。
しかし、あなた自身があなたの本当の気持ちに気づいて、それを素直に表現することで、相手も初めてあなたに心を開くのです。
これは相手との関係を円滑に進めるコミュニケーションの一つで、「自己開示」と言います。
自分の本当の気持ちに気づいて向き合い、そしてそれを相手に伝えるのは、怒るよりもずっと勇気がいると思います。
でも、本当の気持ちを表現して、そして解決できたときに、あなたは怒ることでは得られない、本当の幸せを手に入れることができるのです。
自分で自分の気持ちを理解できた、そして相手にも伝えることができた…
自分の気持ちに素直になれたとき、あなたの心の底にある「寂しさ」などの第一次感情も、少しずつ癒やされていくんですよ。
助けてなんて言えない!と思っていませんか?
子どものころは、自分の気持ちがうまく表現できず、駄々をこねたり、泣いたりしていましたよね。
子どもは言葉が上手ではないので、怒ったり泣いたりして、なんとかママやパパに、自分の気持ちを伝えようとしているのです。
でも、言葉で表現できる大人になっても、「家族にキレる」という行動をとるということは、自分でも気づかない「分かってほしい」という気持ちを抱えているということ。
自分一人では解消しきれない、なんらかの気持ちを抱えているということです。
でも、自分でもそのことに気づかず、表現できなくて、「不満」がたまって、怒りとして爆発してしまう。
大人になると、子どもの時よりもずっと、「助けて」「甘えさせて」と表現できなくなるので、より爆発が大きくなってしまうのです。
あなたはもしかしたら、「甘えるなんてできない」「大人になったら自分で解決するべき」なんて思ってはいませんか?
本当は助けてほしい、でも言えない、だからその気持ちに気づいてくれない相手を責めてしまう…。
そのジレンマから抜け出す為にも勇気を持って自己開示してみくださいね。
もしあなたが「助けてなんて言えない」と、思っていたら、以下の関連記事もご覧になってみてください。
あなたを縛り付ける思い込みや、「○○べき」という考えを手放したとき、自分の本当の気持ちに気づき、素直に表現できるようになるのです。
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