こんにちは!
ナビゲーターの藍です。
突然ですが、あなたは誰かと口喧嘩をしたことはありますか?
私はあります!
以前付き合っていた元カレですが、私が何か意見を言うと、必ず突っかかってきて…口喧嘩になることが多かったです。
なるほど。
ちなみにその口喧嘩では、藍さんは勝ってた?負けてた?
必ず負けてました…。
相手が人のウィークポイントをつくのが得意で、最後は必ず私が謝って終わりでした…。
ふむふむ…藍さんにとっては辛い経験なんだね。
でもね、むしろ藍さんは勝たなくてよかったと思うよ。
勝っても変な思い込みができちゃうかもしれなかったから。
変な思い込み??
それって何でしょうか?
人と口論になると、どうしても「勝ちたい!」という気持ちになりますよね。
でもね、もし口論に勝っても、長い目で見ると大損になる場合もあるんですよ。
もしあなたが、「怒ってばっかりなんて嫌!ハッピーに生きたい!」と思っているなら、今回の記事をぜひ読んでください。
長い目で見ると大損になる本当の理由を公開します!
もくじ
口喧嘩に勝つ方法を身につけても何の得にもならない本当の理由
口喧嘩に負けると、本当に悔しい思いをしますよね。
勝った相手は負けたあなたを、少し軽蔑した目で見ている。
相手を論破できた優越感に浸り、まるで「私はお前より優れている」と言わんばかりの横柄な態度。
そんな相手の姿を見ると、
「口喧嘩に勝つ方法」
「相手を言い負かす方法」
なんてネットで検索しちゃうんじゃないでしょうか。
でもね、実はそんなことをしても意味がないんです。
その理由を3つご紹介しましょう。
相手を言い負かしたときに得られるものは何?
相手を言い負かしたときに得られるもの…
実はもう先ほど答えを言っちゃってます。
そう、
相手より優位に立てたという優越感
これだけです。
自分の正義を証明したい!そんな気持ちで人は口喧嘩をしますが、相手が言い返せなくなると、まるで「自分の正義が正しかったんだ!」と誇らしい気持ちになりますよね。
でも実際のところ、負けた相手は「ああ、私が間違ってた!あなたが正しいわ!」なんて思うと思いますか?
思わないですよね…むしろ憎悪の炎がメラメラ…!
勝った相手が憎くて憎くてたまらなくなります。
もし勝った相手の言うとおりに従っても、負けた相手は納得していません。
だって、口喧嘩という力技でねじ伏せられただけですから…。
負けた相手は怒りの感情がわくので、口喧嘩で理解し合える可能性はとても低いのです。
勝っても相手に恨まれる…これだけでも損ですよね?
1回限りならまだしも、友人関係、家族、職場の同僚など、近い関係の人と何度も口喧嘩で衝突すると、悲しい結末を迎えることもあるんです。
言い負かす一方だとその関係はいずれ終わる
口喧嘩でいつも言い負かされるほうは、常にストレスがたまります。
そして我慢が限界に来ると、関係はそこで終了。
確かに、私もいつもストレスが溜まってました…💦
元カレは言い負かして満足そうでしたが、私のストレスがすごくて…。
ある日電話で口喧嘩をして、電話を切った後、あまりのストレスに壁を蹴っ飛ばして穴を空けちゃったことがあるんです…。
それは相当鬱憤がたまってるよね。
言い負かされたほうは、いつも「納得できない!」という気持ちが残るから、相手にいい感情を抱けなくなるんだ。
つまり口喧嘩で相手を言い負かしても、何の生産性もないんだよ。
むしろ相手の負の感情を増幅させるから、おすすめできないね。
その通りです!
私も最後は我慢できなくて大爆発!
それでお別れになりました…。
何の生産性もないどころか、関係が終わっちゃった。
相手は「なんで??俺は悪くない!」って感じで、私の別れたいという気持ちを全く理解できてなかったですね。
勝った相手は「自分の正しさを証明できた!」と思い込んでるけど、負けた相手の受け取り方は違うんだ。
藍さんの元カレは、むしろ口喧嘩に勝つことで、間違った成功体験を経験しちゃったんだね。
口喧嘩に勝つと間違った成功体験が身につく
口喧嘩に勝って相手に謝罪をさせた
相手を言い負かしてこちらの希望を通した
一見すると、口喧嘩に勝った人が得な気がしますよね。
でも実は逆です。
口喧嘩に勝った人は、
「相手を言い負かすと、自分の要求が通る」
という間違った成功体験をしちゃってるんです!
この成功体験を一度でもすると、口喧嘩に勝った人は次に自分の要求が通らないときにも、再度口喧嘩で相手を言い負かそうとします。
これ分かります!
元カレと意見が違う時、必ず相手はケンカ腰にこちらの弱点をついてきました。
煽ってくる…という感じで。
それで自分の要求を通そうとしていました。
相手を言い負かして言いなりにできた!という経験が快感になっちゃったんだね。
言い負かしさえすれば相手は言うことを聞いてくれるから、何度も何度も同じ方法を使うんだ。
でも、相手を言い負かして要求を通す方法なんて長くは続かない。
結果として、相手との関係が悪化したり、関係が終わっちゃうんだから。
さっき「口喧嘩に勝つと変な思い込みができちゃうから」って言ったけど、このことだよ。
負けると悔しい思いをするけど、この変な思い込みはつかないから、その点はよかったんだよ。
口喧嘩に勝つと相手を黙らせた快感・上に立てた優越感・自分の正義を証明できたような誇らしさ…それを感じるかもしれませんが、全ては幻。
ぜ~んぶ幻で、むしろ関係は悪化。
負けた側は「納得できない」「ムカつく」といった憎しみの感情が芽生えるだけ。
それに言い負かしても、相手を変えることはできません。
しかもいつも口喧嘩で相手を言い負かす人が、他人に好かれたり尊敬されると思いますか?
「困った人」「あいつには近づきたくない」そんなレッテルをはられるだけなんです。
だから口喧嘩で勝っている人は、結局長い目で見ると、大損な目にあっちゃうんです。
ただどうしても、人と口喧嘩になりそうなときはあると思います。
そんな時に考えてほしいのですが、
そもそも、あなたが口喧嘩をしそうになるのはなぜでしょうか?
ということ。
他人とケンカをしたいから…ではありませんよね。
自分の気持ちを理解してほしい!口喧嘩の本当の目的
口喧嘩に勝つ人も負ける人も、そもそもなぜ口喧嘩をしたかというと、
自分の気持ち(考え)を理解してほしいから
ですよね。
目的は「相手に理解してもらう」ことであって、「口喧嘩に勝つこと」ではありません。
口喧嘩の勝ち負けは関係ないんです。
本当に大切なことは、「自分の本当の気持ちを伝えること」。
特に、家族や恋人、親しい友人とは長くいい関係を築きたいものですよね。
それならば口喧嘩をするのではなく、どうしたらいいのかお互いに意見を出し合って、話し合えばいいんです。
そこにケンカ腰も煽りも必要ありません。
必要あるとしたら…あなたの素直な気持ちだけです。
下記の関連記事に、素直に伝えるヒントが書かれていますので、ご参照ください。
理解してもらえない相手への対処法
ただ、会社の上司やクレーマーなど、理不尽なことを言ってくる人もいますよね。
怒鳴ったり威嚇することで、要求を通そうとする相手。1
自分は口論をするつもりはないのに、こんな相手には困っちゃいます。
このような相手は「理解し合う」ことはほぼ不可能と考えてください。
そんな相手の要求はのみたくないけど、口喧嘩にはなりたくない…そんなときの対処法をご紹介します。
ポイントは4つありますが、理解し合えない相手との口喧嘩の時は、「相手に穏便に黙っていただく」ことを一番の目的にしましょう。
ポイント①相手の怒りを出し切る
ハッキリ言って、怒ってヒートアップしている相手には、何を言っても無駄。
言い返そうとすると、「口喧嘩」の土俵に引きずり込まれて、「勝つ」か「負ける」かの勝負をさせられます。
そのため、相手が怒ってわめいているうちは、簡単な相槌を打って待ちます。
どんなに怒っている人でも、怒り続けることはできないので、いつかは黙ります。
相手が言いたいことをすべて言わせると、段々とクールダウンしていきますよ。
ポイント②差しさわりのない言葉で返す
相手が怒りきって、フッと力が抜けたところで、差しさわりのない言葉で返します。
「また、考えます。」
「そのようにあなたは考えてるんですね。」
「そうですか。おっしゃりたいことは分かりました。」
相手が「謝罪しろ!!」と言ってきたとしても、あなたに非がないときは謝る必要はありません。
ただ、「あなたはそうお考えなのですね。それは分かりました。」とだけ伝えます。
相手は怒っているので、この場で自分の意見を言っても言い負かそうとしてくるだけです。
何の得にもなりませんので、相手に同意もしない・批判もしない…というスタンスを貫きます。
もしも相手が「『分かった』じゃないよ!分かってないだろ?!大体この前も…」と再び怒るようなら、ポイント①のようにまた相手の怒りが治まるまで待ちます。
そして黙ったら、再び差しさわりのない返答をするのです。
怒るって実はとても疲れるので、何度もこの繰り返しをされると、相手はだんだんと怒ることが嫌になります。
ポイント③独り相撲をしていることに気づかせること
口喧嘩をして相手に勝ちたい!と思っている人は、相手を煽ってケンカを吹っかけてきます。
その誘いに乗らないことが一番大切です。
相手に一方的にしゃべらせる⇒差しさわりのない返答をする
この繰り返しは、口喧嘩で勝ちたい人に独り相撲をさせるコツです。
何度も繰り返すうちに、相手は手ごたえを全く感じなくなっていずれ独り相撲をしていることに気づくのです。
ポイント④自分の感覚に集中する
とはいえ、ずっと文句を言い続ける人の話を聞くのは、少々疲れますよね。
煽られたりもするので、つい冷静さを失ってしまいます。
なので、聞いている間はなるべく、五感を相手からそらします。
目線は相手の眉間をぼんやり見る感じで、目は合わせないように。(合わせるとイラっときます)
相手の声に集中すると一気に不快になるので、相手の声ではなく遠くで鳴っている音に、聴覚を集中します。
例えば窓から聞こえる路上を走る車の音とか、廊下を歩く人の足音とか…。
また、イラっときたら体感覚に集中します。
例えば、
肩に力が入った
眉間にしわがよりそう
頭の前の部分が何となく重い
などなど、イラっときたときの体の反応に意識を向けるんですね。
コツとしては心の中で実況中継するような感じです。
「あ、いま肩に力が入りました」「目の上部に力が入って、シワが寄りそうです」
このように自分の感じた感覚を実況中継することで、頭の中は冷静さを保つことができます。
大切なのは、口喧嘩の誘いにのらないこと。
「自分は正しい!」と証明するダシに使われるようなものですから…。
相手に気持ちを伝える技術を学ぼう!
お伝えしたいのは、結局口喧嘩に勝ち続ける人も、人間関係はどんどん破綻していく…ということです。
いくら相手に「自分の正当性」を証明したところで、相手は納得しないし分かりあうことも皆無。
結局勝った、負けたの世界になると、相手はいつか嫌になって、その人の元を去ってしまうのです。
本当の目的は「自分の正当性を証明したい」ということではなく、「相手と分かりあいたい」ですよね。
相手と分かりあえたほうが、人生を生きるのも何倍も楽になります。
ですから、口喧嘩に勝つ方法を身につけるのではなく、ぜひ相手に自分の気持ちを伝える技術を学んでください。
「お互い分かり合いたい。」そんな気持ちで人に接していくと、いつの間にか、あなたの周りには「口喧嘩をしたい人」はいなくなるのです。
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