あなた自分を怒りっぽい性格…と思っていますか?
そしてその性格を変えたい…と思っていますか?
確かに怒ってばかりの人は、仕事や家庭での人間関係がギクシャクして損することが多いです。
さらに本人もイライラすると、ストレスがたまって疲れちゃいますよね。
そう、できることなら「怒りっぽい性格を治したい」。
でも性格を変えることは可能でしょうか?
性格ってその人が生まれ持っている特性に、長年の思い込みや考え方がくっついて出来上がってるから、治すのは難しいね。
でもね「怒りっぽい」という感情は、癖みたいなものだから変えていくことは可能なんだ。
「自分は怒りっぽい性格だ!」と思い込んじゃってる人もいるけど、それってただ単に怒る癖が付いてるだけで、本来の性格じゃないことがほとんどだよ。
そうそう、怒りっぽさは十分変えられるんだよ!
しかもある魔法の言葉を使うと、かなり短期間で効果が出るんだ。
じゃあ今日は、「怒りっぽい性格を変えていく魔法の言葉」を紹介していこう!
「自分は怒りっぽい性格だ…」と自覚してはいるものの、その性格を変えるのは非常に難しいと感じていませんか?
イライラって特に家族や恋人にぶつけやすいもの。
彼氏や旦那さん、彼女や妻に、自分の感情のままイライラをぶつけていると、相手は深く傷つき、いずれ離婚や別れの原因になります。
それでなくても怒りっぽい人って嫌われやすいので、自分でも損をすることが増えちゃいます。
だからできるだけ早く、怒りっぽいという癖を治したいですよね。
そんなあなたのために、
「怒りっぽい人って、なぜ怒ってしまうのか」
「怒りの思考を止める魔法の言葉」
をご紹介します。
自分が怒りっぽい原因がわかれば、魔法の言葉で意識的に改善していけますよ。
もくじ
怒りっぽい人はなぜいつも怒るの?
いつも怒ってばかりの人でも、なぜ怒るのかは原因は様々です。
例えば砂糖のとりすぎは、血糖値の急上昇と急降下を招くので、そのストレスからキレやすくなります。
食生活の乱れも、怒りに関係しているんですね。
もちろん、食事を健康食に変えることで改善できる人もいますが、今回は食事からくる原因は取り扱いません。
- 脳の働き
- 怒りの意味付け
この2つから、怒りっぽさの原因をご紹介しますね。
①怒りっぽさは性格ではなく脳の働きが関係している
医学博士の加藤俊徳氏の話によると、怒りっぽいというのは実は性格ではなく、脳の働きによって起こる自然なことなんです。
- 体が緊張状態が続くと、思考力が低下しやすい
- 思考力が低下している状態で、新しい課題が入ってくると「対処できない!」という不快感から怒りが出てくる
これが脳の働きから怒りの感情が発生する仕組み。
体の緊張状態は例えば肩こりとか、頭痛を指し、体を普段から酷使している人に出やすいです。
また、デスクワークなどでいつも同じ体勢でいる人も、体が緊張状態になります。
体が緊張状態だと、気持ちにも余裕がなくなりますよね。
さらに一人ひとり、脳の中でも得意分野があります。
得意分野に関する課題なら比較的余裕にクリアすることができますが、不得意分野の課題が突然発生すると、脳のキャパシティを一気に超えちゃうんですね。
そうなると脳はパニック状態で、その不快感から冷静な思考ができなくなるんです。
つまり
「体の緊張状態」+「脳の不得意分野の課題」
この状況が揃うと、誰でも怒りっぽくなっちゃうということですね。
だから、まずは自分が体調不良や睡眠不足ではないか、仕事が忙しすぎていないか、生活習慣を見直してみてください。
自分が「無理しすぎてるな…」と思ったら、意識して休みを取ること。
あとは自分がいつもどういったことでキレるのか…そこに注目して分析すると、「自分の脳の不得意分野」がわかります。
例えば、自分の子供達と一緒にいると、いつも怒っちゃうママ。
でもよくよく自分が怒る場面を分析して見ると、
- 子供が同時に泣き出した
- 子どもたちがはしゃいでうるさい
そんなときに、イライラしやすいと分かったとします。
このママの場合は、耳が人よりも敏感なため、子供の声が大きかったり泣き声がすると、過敏に反応することで怒りやすくなっています。
パパは子供の泣き声をスルーできる人が多いですよね。
つまりこのママは、耳の情報処理が苦手で、スルーできずに余裕がなくなっちゃうんです。
このように、自分の不得意分野がわかるだけで、
「私はこういった場面が苦手なんだ。じゃあ無理に対処しないでおこう。」
と避けることもできるので、イライラする気持ちも落ち着いてくるんですよ。
この方法で怒りっぽさを解消できる人は、比較的癖になっていない、軽い症状の人ということです。
②怒りっぽい人は怒りの意味付けを行っている
体の緊張状態と、脳の働きによって起こる怒りとは別に、普段から
出来事に怒りの意味付けを行う
↑このような癖がある人も、怒りやすくなります。
人はなにか出来事が起きたときに、その出来事に対して、その人独自の意味付けを行います。
- 何か出来事が起きる
- その出来事に、意味づけを行う
- その意味付けをもとに感情が起こる
↑この②の意味づけのときに、怒りっぽい性格の人は「怒りにつながる意味づけ」を行い、③の感情では、怒りの感情が発生します。
例えば、道端で他人と肩がぶつかり、その人が何も言わずに立ち去ったとします。
「誤りもしないで…でも何か急いでいたのかな」と、ちょっとイラっとして終わる人、
「なんだあいつは!ムカつく!あ~イライラする!」とイライラを持続させる人、
「この野郎!ぶつかったら謝れ!」とその人を追いかけて、つかみかかる人もいます。
この感情の差は、先程の②で、その人がどんな意味付けをしているかどうかで変わります。
つまり、最終的にキレる人は、②でキレるような意味づけを行っているのです。
そして怒りっぽい人は、常に「キレる意味づけ」をする癖がついちゃっているということです。
確かにそうだね。
この意味付けは思い込みでだから、かなり強烈なもの。
人は反射的に意味付けをしているから、「変えよう!」と思っても、なかなか変えられるものではないよ。
ただね、この反射的な意味づけをストップすることはできるんだ…!
その方法を少し詳しく説明しよう。
怒りの意味づけを行わない!思考停止法が有効
ご紹介した「キレる意味づけ」は、無意識のうちに瞬時に行われます。
この意味付けは、自分の考えのもとになる信念や思い込みのようなものです。
例えば「~べき」と考えることが多い人。
「人にぶつかったら、謝るべき!」と強く思い込んでいたら、謝らない人に強烈な怒りを覚えます。
※「~べき」に関する関連記事はこちら↓
アンガーマネジメントではこの思い込みを「コアビリーフ」と言っていますが、この自分が信じるコアビリーフに反することが起こった時に、人は怒りを感じます。
そして自分の持つコアビリーフを侵害されたと感じれば感じるほど、怒りは連鎖し、最終的に「キレる」といった爆発を起こします。
逆に言うと、この「コアビリーフを侵害された」といった感覚を感じにくくなれば、怒りの連鎖、そしてキレるという行為に至りにくくなるのです。
その方法の一つが思考停止法。
「~すべきだろう!」という思考を、一時的にストップして、怒りの感情をやり過ごすのです。
下記の記事でも、その思考停止法としてイメージ法をご紹介していますが、もしこのイメージ法が難しい方は、これからご紹介する方法を試してみてください。
今回は、言葉を使う方法なので、イメージが苦手な方でも簡単に実践できますよ。
怒りの思考をストップする魔法の言葉
今回ご紹介する、怒りの意味づけを停止させる方法は、
ホ・オポノポノ。
ホ・オポノポノはハワイ発祥の文化・習慣の一つで、社会秩序や病気などを解決する手段として用いられるものです。
基本的な考え方は、4つの言葉を心の中で唱えることで、潜在意識にある記憶を消去していくというもの。
スピリチュアルとしてとらえられることが多いのですが、その効果は私も体感しました。
人が抱くコアビリーフは、潜在意識という、自分では認識できない領域(無意識)にたまった否定的な記憶をもとに生まれてくると言われています。
無意識の領域なので、どんな否定的な記憶や思い込みを持っているのか、自覚できません。
自覚できないので、当然その思い込みを自分で「やめよう」と思ってやめることができないんです。
しかし、このホ・オポノポノを実践すると、その無意識の記憶を解放したり、クリーニング(消去)できるといわれています。
このホ・オポノポノの真偽のほどは今回は置いておこう。
大切なことは、コアビリーフで反射的に怒りの意味づけをしない…ということなんだ。
ホ・オポノポノを実践すると、4つの言葉を繰り返し繰り返し唱えることになるから、自分のもつ怒りに直結しそうなコアビリーフを意識しにくくなるんだ。
そうなんだよ!
怒りに直結する意味づけが行われると、どんどん怒りの思考が生まれてきてしまう。
でも4つの言葉を唱えれば、その考えを遮断することができるんだ!
これはかなり強力な対処法だよ!
ホ・オポノポノの4つの魔法の言葉
ホ・オポノポノで心の中で唱える言葉はたったの4つ。
- ありがとう
- 愛してます
- 許してください
- ごめんなさい
このたった4つの言葉を、繰り返し心の中で唱えるだけでOKです。
ポイントとしては、何か思考が浮かんできたときに、すかさず言葉を心の中で唱えます。
ちょ…ちょっと待って~~💦💦
あの、例えば人にイラっときたときに、自分は悪くないのに、「許してください」なんて思えません…。
「許してください」って本気で思わなくていいし、相手に向けて発する言葉ではないんだ。
このメソッドは、「ただ唱えるだけ」。
そこに感情や心を込める必要はない。
機械的に心の中で唱えるだけでいいんだよ。
そう!ただ唱えるだけだよ!
これがこのメソッドのすごいところだ。
唱えるだけで、怒りの思考を止めたり、怒りの感情から気をそらせることもできる。
超簡単に実践できて、さらに怒りの負の連鎖をストップできちゃう。
やって損はない方法だよ。
もちろんOKだよ!
自分がしっくりくる言葉を選んでみてね。
ただ、1単語だけだとその単語の繰り返しで飽きちゃう可能性もあるから、2~4語で唱えるといいと思うよ。
「感謝しています」って言葉でも大丈夫だよ。
分かりました!
私は「ありがとう」「愛してます」「感謝しています」でやってみます!
ホ・オポノポノは、とても簡単ですが、かなりパワフルなメソッドです。
このブログではホ・オポノポノがテーマではないので、一つの技法としてご紹介していますが、もしご興味がある方は、書籍などでご覧になってみてくださいね。
その思想は奥が深く、「なるほど」と思える発見もできますよ。
怒りっぽい性格から穏やかな性格に!
今回ご紹介したホ・オポノポノのポイントですが、何か自分の中で思考が出てきたら、すかさず4つの言葉を唱えます。
人は1日に何万回、何十万回と思考を繰り返しますので、気づいた時にはできるだけ4つの言葉を唱えるようにしてください。
それは怒り以外の、ポジティブな思考であってもすべてです。
ですから、はじめのうちは一日中、唱え続けることになるかもしれません。
でも唱えているうちに、怒りの意味づけを行う機会がぐっと減りますので、イライラしたり、怒りを爆発させることが少なくなります。
私が行った時には、何日かでその絶大な効果を感じ、何か月か行ううちに「朝起きた瞬間からイライラする」といった状態から抜け出すことに成功しました。
この状態になると、だんだんと怒りのコントロールができるようになったんですね。
周りから見ると、まさに
怒りっぽい性格から穏やかな性格に変わった!!
と分かる程の変化です。
毎日イライラする人は、いきなり怒りをコントロールするのは難しいものです。
そのため、怒りの意味づけをシャットダウンすることで、だんだんと湧き上がる怒りの度合いを少なくし、コントロールしやすい状態に持っていくのです。
まずは今湧き上がる怒りに対処していきましょう。
毎日の習慣として、ホ・オポノポノを実践してみてくださいね。
ある日突然「あれ?最近イライラが減って穏やかになってる…」そんなことに気づく瞬間がきますから。
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