アホで困ってるんですが!!
そんな風に言う人のほとんどは、アホな人じゃないんだけどね…。
しかも理解力がなくて。
だから人と話してても、直前にその人が説明したくれたことを、もう一度聞き直しちゃうんです。
それだと、アホって言うより脳の処理がちょっと鈍いのかもしれないね。
あ…やっぱり私って鈍いんだ…💦
あなたは自分のことを頭がいいと思いますか、それともアホだな~って感じちゃいますか?
頭がいい人のイメージって
- 頭の回転が速い
- 色んな視点から判断できる
- 判断や決定が速い
- 記憶力がいい
- アイデアが豊富
- 理解力がある
こんな感じですよね。
だから逆にアホな人というと
- 頭の回転が鈍い
- 一過的な物の見方しかできない
- ぐずぐずと決められない
- 記憶力が悪い
- みんなが考えるようなアイデアしか出てこない
- 理解力がない
こんなイメージです。
しかも子供の時に脳は急成長して、大人になって年齢を重ねるごとに衰える…なんて言われてるから、大人になったら頭が良くなるのは無理って思っていませんか?
でもね。
実は脳は大人になった後も、成長し続けてるんです!
確かに子ども~成人までが脳の発達のピークです。
でも大人になっても訓練次第で脳は発達させることができるのです。
つまり頭が良くなるのは十分可能ってこと!
そう、(私を含め)自分をアホだと思っている人はぜひ今回の記事をご覧になってください!
何も知らないまま、ルーティーンワークを続けていると、頭が良くなることは一生ありませんので、頭が良くなりたい方は必読です!
※音声動画でもこの記事の内容を配信しております⇓
もくじ
脳トレよりも効く脳番地トレーニング?!
この本は、加藤プラチナクリニック院長の加藤俊徳氏の著書。
私はまずこちらの本を読みました↓
「発達障害の子どもを伸ばす脳番地トレーニング」といって、発達障害の子でも苦手な脳の部位を育てていくことが可能…という本です。
これは発達障害児用の本ですが、最後のほうに「脳番地トレーニング」というのが載っていて、簡単に脳をトレーニングすることができるんです。
著者さんはお医者さんですが、とても読みやすいんですよ。
その大人版が「アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書」ですね。
大人ができる脳トレが66も載っていますが、どれも簡単にできます。
加藤俊徳氏が提唱する脳が発達していく仕組みを、簡単にご紹介しますね。
脳の発達は一生続く
脳の発達は確かに成人までがピークですが、その後も成長を続けます。
さらにコミュニケーション面などの高度な脳の使い方は、むしろ20歳くらいではまだ未熟な状態。
年齢を重ねるごとに成熟していくそうなんです。
だから、想像力や柔軟性など、高度な脳の使い方は一生かけて成長をします。
ただ、脳の発達は個人差が大きくて、大人になっても発達が未熟な部位があることも。
その未熟な部位=苦手分野になるそうです。
よく発達している部位ほど、脳の細胞間ネットワークが密になっていて、そのことを加藤氏は「脳の枝ぶり」と言っています。
木の枝のように神経細胞同士のネットワークが、大きく太く成長していくと、脳も成長していきます。
成長の仕方は、生育過程における環境にかなり左右されますが、トレーニングによって伸ばすこともできます。
脳は120もの部位に分けられる!代表的な部位は8つ
加藤氏は、脳の部位を役割に分けて「脳番地」と呼んでいます。
各部位で役割が違い、全部で約120種類ほどに分けられるとか!
作者は脳の機能する場所のことを「脳番地」と呼んでいて、約120種類ほどに分けられますが、代表的な脳番地は8つ。
この8つの脳番地は脳の中でも重要な役割を果たすので、それぞれの発達具合がその人の能力に影響します。
①思考系脳番地
考えたり判断したり、アイデアを生み出す脳番地です。
この脳番地が発達していないと、やる気がでない…という症状で現れます。
②感情系脳番地
喜怒哀楽など感情が出る脳番地で、皮膚刺激や体感覚などを処理する感覚もここに含まれます。
この脳番地が発達していないと、感情が出なかったり、逆にキレちゃうなど感情が暴走します。
③伝達系脳番地
自分の考えを上手に人に話したり伝えたり、コミュニケーションに関わる脳番地です。
未熟だと、人と話すのが苦手になります。
④運動系脳番地
体を動かすときに関わる脳番地です。
体を大きく動かす運動のほか、手先を使う動作にも関わってきます。
この脳番地が未熟だと、不器用だったり動きが鈍くなったりします。
⑤記憶系脳番地
一時記憶や長期記憶、思い出しすときに使う脳番地で、海馬とその周辺部位も含まれます。
海馬が記憶系脳番地の中心的な役割を果たしていて、ほかの脳番地とネットワークを結んで脳の情報処理の中継地点になっています。
この脳番地が発達していないと、忘れやすかったり過去の出来事を思い出せなかったりします。
⑥理解系脳番地
入ってきた情報を理解する脳番地です。
状況把握や理解力に関わってきますが、好奇心によって成長するそうですよ。
未熟だと、一度で理解ができない、誤認してしまう…ということが起きます。
⑦聴覚系脳番地
言語や音など耳で聞いた聴覚情報を脳に伝える脳番地です。
未熟だと、聴覚過敏になったり、逆に聞き漏らしたりします。
⑧視覚系脳番地
目で見た情報を脳に伝える脳番地です。
発達していると目で見て覚えることが得意になりますが、未熟だと目にとまらない、マネがうまくできない…ということになります。
未熟な脳番地=障害ではない
重要な8つの脳番地を紹介しましたが、この各脳番地がどのくらい成長してるかが、その人の思考や能力に影響してきます。
ただ、「発達障害の子どもを伸ばす脳番地トレーニング」と読むとよく分かりますが、「未熟な脳番地」というのは、その人の不得意分野って感じなんです。
未熟というとついつい「障害か?!」って思う方もいるかもしれませんが、その人の性格や行動に影響する「個性の一つ」と言ったほうがいいかもしれない。
誰でも得意な分野、不得意な分野があるのは当たり前ですよね。
それが脳番地の枝ぶりに良く現れてるんです。
だから、不得意な脳番地があってもガッカリしないでくださいね。
苦手な脳番地も鍛えれば、十分頭が良くなることも可能なんです。
苦手な脳番地を鍛えれば頭が良くなる?!
私がこの脳番地トレーニングがすごい!と思ったのは、「自分の苦手な分野」をピンポイントでトレーニングできることです!
巷の脳トレというと、「脳をトレーニングする」という漠然としたテーマですよね。
自分が苦手と思う脳の部位がどこかよく分からなくて行うので、効率的にトレーニングできません。
でも加藤氏の本を読むと、大体自分がどんな分野が苦手か分かってくるので、効果的な脳トレができます。
苦手な脳番地を育てるためには、脳番地に情報を入れる環境や、脳番地を使う経験が必要。
この脳番地を使う経験が、脳番地トレーニングで補えちゃうんです。
伸ばしたい脳番地を使えば使うほど、よく伸びるようになります。
苦手な脳番地を使うときにはつい「つまらない」って感じちゃうんだ。
だから無意識に、苦手な脳番地を使う活動を避けちゃうんだよ。
そして未熟な脳番地はそのままになってしまうんだ。
そして未熟な脳番地は使わないまま…。
あ~💦それ分かります!
私も「推理力テスト」とか「記憶力テスト」とか、死ぬほど嫌いです…💦
なぜなら、今までほとんど刺激を与えてこなかった脳番地を刺激していくことになるからね。
さっき脳番地トレーニングは筋肉トレーニングみたいだって言ってたけど、使えば使うほど伸びていくから、はじめは「つまらない」って思ってても、だんだんと「おもしろい」って感じられるようになるんだ!
頭が良くなるために頑張ります!
私はアホだから…と思っていると本当にアホになる?!
「自分はアホだからしょうがない」って言い訳をしてしまって、無意識にブレーキをかけてしまう。
いつの間にか、日常がルーティーンワーク化してる人がいるでしょ。
「今の私でいいや」って。
それが一番楽だからだけど、刺激が少なすぎて脳もそれ以上発達できないんだよ。
つまりアホだと思ってると、ず~~っとアホな状態を自分で引き寄せちゃって、脳番地トレーニングもやる気がなくなるんだ。
だから頭が良くなりたい…!って思ってたら、「私はアホだから…」と決めつけちゃわないほうがいいんだよ。
じゃあどんな風に思っておけばいいんでしょうか。
例えば
「私は今アホなだけ。」(今限定)
「私はアホだけど、でもコミュニケーション能力がずば抜けてる。」
とかね。
脳は無限の可能性を秘めている!
脳番地トレーニングから分かることは、
脳は無限の可能性を秘めているってこと!
「大人になったから、もう頭が良くなるのは無理…」
なんて諦める必要はないんです。
先ほど、脳番地の中で「②感情系脳番地」もありましたね。
この部位が成熟していくと、人の気持ちを考えたり自分の感情の表現が豊かになったり、思考系の脳番地と連携して、より高次元の感情コントロールができるようになります。
日常的に「怒りっぽい」「落ち込みやすい」など悩みを抱えた方も、この脳番地のトレーニングで改善できる可能性があるんですね。
実際に私も、以前は1日中イライラしてましたが、今は非常に穏やかになりました。
感情のコントロールができるということは、より高度な「メタ認知能力」を育む力にもなります。
興味がある方は、ぜひぜひ脳番地トレーニングに挑戦してみてください!
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