こんにちは!
ナビゲーターの藍です!
なんか言ってることとやってることが違う…
この人っていい人そうだけど、裏がありそう…
人と接していてそんな気持ちになったことがありますか?
嘘をつく人は、周りから見るとバレバレのことが多く、「気づかれていないだろう」と思っても、言動に矛盾が出てきます。
このように バレバレの場合は「あ、そう、ハイハイ」と受け流せるのでそれほど害はありません。
でも中には「え?ホント?」と人を信じさせるような嘘をつく人もいます。
虚言癖とも言いますが、本当に嘘をつくのがうまい人は、一見すると嘘と気づくことができません。
ただ、言動に必ず虚言癖がある人の特徴や矛盾が出てくるので、勘のいい方だと
「あれ?なんだかおかしいぞ?」
モヤモヤとした感覚を感じる方もいます。
できればその時点で、虚言癖がありそうな人とは距離を取るほうがいいのですが、善良な人ほどついつい
「疑ったら悪いし、きっと本当のことを言ってるんだろう。」
と目をつむってしまうことが多い。
でもね、その感じた違和感をそのままにしていると、
虚言癖がある人にいつの間にか振り回されてた
しかもそれが恋人だった場合は、気づくと自分の精神がボロボロになってた
なんてことにもなりかねないのです…。
そんなことにならないように、今回は虚言癖のある人の特徴や、嘘を言う理由、そして振り回されないようにする対処法を中心にご紹介しますね。
もくじ
虚言癖がある人の特徴って?
虚言癖がある人は、ある程度の共通点がると言われています。
一見すると魅力的でモテる
虚言癖がある人は、その嘘を信じさせる魅力があります。
「この人が言うなら、本当だろう。」
他人がそう思う条件は、外見や雰囲気も含まれます。
つまり人より優れた外見、清潔感のある身なり、人を引き付ける魅力で自分の虚言を相手に信じさせます。
だから、異性からモテる人も多いです。
話がうまい、コミュニケーション能力が高い
外見のほかに、コミュニケーション能力の高さも特徴の一つ。
話している内容もすべてが虚言ではなく、ある程度事実も織り交ぜながら話す技術もあります。
さらに口がうまく、相手を適度に褒めたり頼ったり立てたり…話す相手が気持ち良くなるような言葉もスラスラ出てくるので、見抜くことがとても難しいのです。
頭のいい人が多い
嘘をつくのは、実はとても高度な技術。
嘘をついてみるとよく分かりますが、どこかで必ず矛盾が出ます。
その矛盾を埋めるためには、嘘に嘘を重ねる必要がありますが、頭の回転が悪いとドツボにはまります。
つまり人を信じさせる虚言を言う人は、矛盾が出てきても上手に言い逃れもできているので、とても頭がいいといえるんです。
目が笑っていない
虚言癖がある人の話は、「何が本当で、何が嘘か、他人から見ると分からない状態」
だから感情をこめて話している場合も、全て虚言ということもあります。
つまり本当の気持ちを話していないので、表情も作っている可能性があるということ!
元々穏やかな人は、無表情の時にも雰囲気も自然と柔らかくなりますが、穏やかな人を演じている人は無表情になった時に雰囲気が変わります。
オンオフを切り替えてる可能性がある。
また、笑うときも、人は目から笑って次に口が笑いますが(もしくは同時)、作り笑顔の人は口から笑って目がその次。
このように、表情や雰囲気で違和感を感じさせることがあるんです。
なぜ嘘をつくの?虚言癖のある人が嘘をつく理由
嘘をつかない人、比較的裏表のない人にとって
「なぜ嘘をつくの??」
と、虚言癖のある人が不思議に見えると思います。
でも実は、彼らには彼らなりの嘘をつく理由があるんですね。
プライドが高いから
「自分はできる人間だ!」
そんな風に自信を持つことは悪いことではありません。
むしろ「自分に自信がない…」と思う人のほうが多いので、ある意味貴重ですよね。
しかし、プライドが高い人だと、逆に「自分の弱点」が盲点になることがあります。
アドラー心理学でも、「劣等感は成長するために必要なもの」と言われています。
劣等感があると、人は「できるようになりたい!」と向上心が芽生えるんですね。
だから適度に「自分はできてない」という感覚を持つのはむしろ成長につながります。
でも「自分はできてる!」というプライドの高さは、自然と「自分はできてない」という劣等感や弱点から目をそらすことにつながります。
これは「できない自分を認めない」状態で、弱点は見ないふり。
他人から見ると「あいつ、自分ではできるって言ってるけど、実際にはできてないんじゃない?」と矛盾した行動に見えます。
その矛盾が「嘘をついてる」と見られてしまうんですね。
警戒心が強く人を信じていないから
先ほどご紹介した通り、劣等感は成長にもつながりますが、強すぎる場合はその劣等感を隠そうとする心理が働きます。
「人に知られたら弱みを握られる」そんな風に感じるので、警戒心が強くなり、自分の弱みを見せないように全力をつくします。
そんな風に自分が秘密を持っている分、「他人にも裏がある」と無意識に感じて、信じることができません。
信じることができないので、本当の自分を自然と隠す嘘をついてしまうのです。
「あなたのことを信じてるよ。」と言いつつ、異常にガードの固い人も要注意です。
虚栄心が強く、人の注目を浴びたいと思っているから
承認欲求(他人から認められること)が非常に強い人は、
「自分を良く見せたい!」
そんな気持ちでいっぱい。
自分を良く見せようとして、知らず知らずのうちに、嘘をついてしまうことがあります。
例えばそれほど家はお金持ちじゃないのに、「うちは金持ちでしょっちゅう海外旅行に行くんだ~」とかすぐにばれるような嘘をつく。
とにかく承認欲求が強い人は、自分のステータスや家庭環境、性格など、他人より優れている!ということを示したくて、虚言を吐いてしまうことが多いよ。
誰でも「他人に良く思われたい」という承認欲求がありますから、「話を盛る」という行為は知らず知らずのうちに行うもの…。
ただ、大人になるにつれて、自分を客観視できるようになるので、あまりに自分とかけ離れた話を伝えることは恥ずかしいと感じます。
しかし「承認欲求を得ることが一番!」という人にとっては、等身大の自分になるよりも、自分を良く見せようとすることのほうが優先なので、嘘をつくことはごくごく自然なことなん。
実は自分も虚言癖?人は自覚のない嘘をつくこともある
虚言癖がある人は人に平気でうそをつく!ひどい!
そう思いがちですが、実は大なり小なり誰でも嘘をついています。
もちろん、「嘘をついちゃった…」という自覚があるものも多いですが、実は「自覚のない嘘」も多いものです。
例えば、自分の子どもには「人の悪口を言わないこと!」と言いながら、テレビを見ながら「このタレントもう落ち目よね~。しわとかシミが目立ってひどいわ。」とかいうママ。
ママはテレビを見たときの感想を言っているつもりですが、子どもから見ると「ママも人の悪口を言ってるじゃん。」と矛盾を感じます。
また、「締め切りまで必ず間に合わせます!」と取引先に伝えた仕事の締め切りを、1日破ってしまった場合。
思ったよりも時間が取れなかった…という理由がありますが、取引先にとっては「口だけだな。」ってことになりますよね。
これは誰にでも起こりうることですが、
自分にとっては正当な理由がある
と思っていることに関しては、例え言ってることと結果に矛盾があっても、「嘘をついた」という自覚は生まれません。
無意識に嘘をつくときには、特に、その人なりの理由があるということです。
ただ、一般的な人は、どこかで自分の言葉に矛盾や違和感を感じて、「子どもに注意てしてるけど私もできてないじゃん…。」と恥ずかしく思ったり、「次からは締め切りを守れるように頑張ろう」と反省するもの。
でも、虚言癖のある人はその矛盾に気づかないことがほとんどです。
嘘をついた結果、例え他人を傷つけることになってもね。
さっき嘘をつく理由で紹介したけど、虚言癖のある人にとっては、
・自分のプライドを守ること
・自分の弱みを隠すこと
・自分を良く見せること
これが第一優先なんだ。
第一優先すべき大切な理由があるから、嘘をつくときに罪悪感が生まれないんだよね。
罪悪感が生まれないから、もちろん相手を傷つけている…という自覚もないよね。
このように、「嘘をつく正当な理由がある」と無意識に判断して、嘘をついてしまうことは誰でも起こること。
この場合の正当な理由って
・嘘をついて自分を守る
・嘘をついて自己顕示する
ほとんどがこの二つに当てはまります。
しかし、自分を守る・自己顕示する…という無意識が強ければ強いほど、
さらに嘘をついている自分に気づかなくなります。
そしてだんだんと頭の中の自分と、実際の自分の区別がつかなくなる状態に。
空想的虚言に要注意!人が虚言に騙されてしまう理由
自分にとって正当な理由があろうとなかろうと、
嘘と分かってつく場合
嘘をついた時は無意識だったけど、他人の反応を見て「あ、言い訳してた…」と気づく場合
そんな時は、本人の自覚があるので、治すことも可能です。
しかし厄介なのは、「空想的虚言」。
空想的虚言は、自覚することが非常に難しい虚言です。
これは特に思い込みの激しい人に起こりがちですが、空想(自分の脳内の妄想)と現実がごっちゃになっている状態で嘘をつきます。
頭の中には理想的で素晴らしい自分がいる。
実際の自分がそうじゃなくても、空想的虚言を言う人は、頭の中の理想の自分が本当の自分と思い込んでいるのです。
※理想の自分ではなく、「可哀想な自分」といったパターンもあります。
さらに自分で自分のストーリーを作り、より演技に磨きがかかってしまうことも。
もうこれはほとんど自分に酔いしれている状態で、自分で「嘘を言っている」と気づく可能性は限りなく低い。
「どうやったら人の気を引けるか」と、人の同情や気を引くことを全力で行うので、他人から魅力的に見えてしまいます。(本人は無意識で行ってます)
本人もその虚言を「真実」と信じ切ってますので、他人が「虚言だ」と見分けるのはさらに至難の業。
嘘の自覚がないから、罪悪感や恥を感じない。
もしその虚言で周りの人間が「信じてたのに、ひどい!」と言っても、本人は「(自分には正当な理由があるのだから)仕方がないことだ…。」と感じるだけ。
むしろ「なんで自分のことを分かってくれないんだ?」と感じる人もいるんだよ。
一般的な人は、「自分ならそんな嘘はつかない」と自分のことを基準に相手を判断しようとします。
ですから、基本的に「虚言癖のある人」の心理を理解できません。
こちらD・カーネギーの「人を動かす」という著書ですが、
この本の冒頭に、人を殺すような犯罪者や悪党でさえ、
自分は善人である
そう思い込んでいる…と書かれています。
殺人犯でも、「自分はいい人間」って思ってるんですか???
人を殺しちゃってる時点でアウトですよね?!
全く理解ができない…。
この話から分かるように、本当に怖いのは、「自分は善人」と思いこんでいる人物。
善行を行っていると思っているので、罪悪感も恥も一切感じません!
自分のしていることは、正当な理由があるのだから、批判してくるほうがおかしい…
何ともおかしな話ですが、そのくらい人間は
自分が間違った行為をしていると自覚する
自分の行いを客観視する
これらの行為がなかなかできないんです。
ただ、虚言癖のある人の言うことをまともに信じては、周りの人間は振り回されます。
もしもあなたの近くに、
「この人、虚言癖があるかも…」
と思った時には、次の「見分け方」を参考にしてみてください。
あなたの彼氏彼女は大丈夫?虚言癖の見分け方
「あなたのために…」「私はこんな人間です!」そんなセリフに要注意!
まず虚言癖の見分け方の一つに、「発言」があります。
例えば「あなたのために」。
「これはあなたのためを思って、言っているのよ。」
そういう人は大抵自分の思い通りに相手を動かしたいと思っています。
このセリフが出るときって、
「相手を自分の想い通りにコントロールしたい」
そんな深層心理が働くことがほとんど。
厄介なのは「これは本当に相手のためを思ってしていることだ!」と虚言を吐く本人も思い込んでいること。
恋人同士でも「お前のためを思ってやってるんだよ。」という人は黄色信号ですね。
本当に相手のことを思って行動している人は、「相手が何を望んでいるのか」を第一優先に考えてくれますので、こういった発言は出ません。
次は
「自分はボランティア活動が趣味です!」
「人に貢献できる人間になりたいと思ってます!」
こんなことを他人に言う人。
もともと人に貢献する人は、
その人が行動したら、結果として人に貢献していた
という場合がほとんど。
貢献することが自然の行動になっているんだよね。
だからそういう人は殊更「人に貢献したいです!」とは言わない。
つまりわざわざ言うってことは、自分のアピールのために貢献したり、「人に貢献することが好きです!(貢献する気持ちがあることは本当です)」ということを言ってるだけなんだ。
「俺って人助けに生きがいを感じるからさ!」
そんなことを言う人ほど、真実の自分が見えていないのです。
言葉ではなく行動を見る
その人の心はその人の言葉に現れてきます。
しかし、その人の真実の心は、その人の行動にさらに現れてくるのです。
例えば不倫をしている恋人同士。
結婚している彼氏のほうは、不倫相手の彼女に
「嫁とはもう冷え切っていて、本当に好きなのは君なんだ。できるだけ早く別れるつもりだよ。俺もやっぱりきちんと別れてから君と一緒になりたいから、しばらくかかるけど、待っててくれるかい?」
こんなセリフを言いますよね。
不倫相手は彼氏の言葉を信じて待ちますが、1年たっても2年たっても、奥さんと別れる気配がない。
彼氏に聞くと「本当に別れるつもりなんだけど、嫁が同意してくれないんだよ。俺は君のことが好きだから、もう少し待ってほしいんだ。」
彼氏は会うたびに優しいし、大きな不満がないから…と待ち続けてズルズルズルズル…。
さらに数年たって耐えきれなくなった彼女がきつく問い詰めたら、
「俺は本当に嫁と別れるつもりだったのに、なんで待てないの?君がそんな人とは思わなかった。やっぱりこの関係は終わりにしよう。」
でTHE END。
こんなことになったら、彼女としては「何年も待ったのになんだったの…」と大きな虚脱感に襲われるでしょう…。
でもね、気を付けていただきたいのは、
人は、本当に「やりたい!」と思ってたら、その行動が自然と能動的(積極的)になります。
本気で相手と一緒になりたいなら、数年も待たせる前に何らかのアクションを起こすんです…!
行動を起こさないのに、「別れるつもりだよ。待っててね。」とわざわざ言う人は、「そういう意思があるのは本当ですよ。」と言ってるだけ。
でも結局、結果を見ると
言ってることとやってることが全然違う
ということなんです。
彼女にとっては、彼氏の言動がちぐはくなので、大きな違和感を感じます。
時にモヤモヤとした感情を抱くかもしれません。
それが一つのサインです。
だからもしあなたも「あれ?この人はなんか変…」と思ったら、
その人の言葉ではなく、行動を見てください。
行動にその人の本当の心の真実が浮かび上がります。
虚言癖は治らない?接し方や付き合い方
でもね、注意していただきたいのは、虚言癖のある人との付き合い方。
「言ってることと、やってることが全然違うじゃない?!」
と問い詰めたくなる気持ちは分かりますが、先述したように、彼らは「無自覚の場合が多い」です。
つまりどれだけ、
「あんたの言ってることはすべて嘘!つまり私が正しくて、あなたは間違ってる!」
と言っても、絶対に相手は謝らないし、そもそも「自分には正当な理由がある」と信じ込んでいるので嘘と認めません。
それを無理に「それは嘘!」とねじ伏せた場合、その虚言癖のある人の世界観を壊しかねないほどの破壊力があります。
その人は「虚言を言う」ことで今の自分を保っている。
それが180度ひっくり返るということは…人格崩壊が起こる可能性まであるということなんです。
そして人格崩壊を防ぐために、虚言を指摘されると「逆ギレする人」もいるのでかなり注意です。
先ほど説明したように、「自分なりの正当な理由があった場合」は、誰でも無意識に嘘をついてしまうことがあるもの。
もちろんこれは例外なく誰でもです。
だから、誰かを「あなたは嘘を言ってる!間違ってる!」と糾弾することは、自分の価値観もいつか誰かに裁かれる可能性があるということです。
でも、「何が正しいか」…その価値観は、その人によって違います。
価値観とは多様性があり、時代によっても変わりますよね。(極端に分かりやすく言うと、「殺し合い」が常識だった時代もあるのです)
それほど不確かな価値観を、「正しい、間違ってる」と一概に決めつけることができません。
相手は「違う世界に住んでいる住民」というくらい、隔たりがあるので、基本的に理解し合うことは難しいのです。
だからもしも虚言癖がある人が身近にいたら、
①虚言も含めて『この人はこんな人なんだ』とそのまま受け止める
②言ってることを真に受けないで流す
といった技術が必要になります。
そして距離が近くなると、「あなたはおかしい!」と言いたくなるので、
③なるべく距離を取ること。
また、関わると振り回される可能性があるので、
④極力自分からは関わらないこと。
ただ一番は、自分が疲弊してまで付き合う相手ではないと思うので、自分の気持ちを一番大切に…。
特に虚言癖がある相手が恋人だった場合は、信じ切ってしまうとあなたの精神が少しずつ消耗していきます。
しかも恋人関係だと、付き合いながら距離を取ることが非常に難しい。
だからあなたが「辛い…」と思った時には、お別れするという選択肢もアリかと思いますよ。
・虚言癖の特徴は「魅力的でモテる」「話がうまい」「頭のいい人が多い」「目が笑ってない」
・嘘をつく理由は「プライドが高い」「警戒心が強い」「承認欲求が強い」
・自覚のない嘘もあり、空想的虚言は見抜きにくい
・虚言癖の見分け方は「あなたのため…と言う」「言葉と行動にズレがある」
・虚言癖があると知った上で、付き合うか付き合わないか、自分で決めること
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