人間関係の悩み

脳をだませば怒りは止まる!ヒートアップする人に身に着けてほしい習慣

怒って書類をばらまく男性

こんにちは!

ナビゲーターの藍です。

一度イライラの感情が芽生えると、怒りはどんどんヒートアップ!

そのうち大爆発を起こす…っていつもそんなパターンになってませんか?

できればはじめのイライラした状態から、心を落ち着かせてキレない方向へ持っていきたい。

でも、普段から怒ることが多い人は、心を落ち着かせることがちょっと難しいです。

藍

確かにそうですね…。

イライラしやすい人って、何だかいつも怒っている気がします。

不機嫌なことも多くて、常に眉間にしわを寄せてますよね。

陽コーチ
陽コーチ

そうだね。

その人の生き方は、表情や行動にも現れてくるものだよ。

じゃあ今日は、脳をだまして怒りの日々から穏やかな日々にかえるメソッドを紹介しよう!

怒ることが習慣になってる人でも、穏やかになることが可能です。

それもごくごく簡単なことで…!

それは「脳を騙す」方法。

脳って案外……バカなんですよw

脳は案外バカだった…?脳をだましてイライラを解消する方法!

藍
な…なんだか衝撃的なタイトルですが、脳がバカ…ってどういうことでしょうか?
陽コーチ
陽コーチ

まあ、バカと言われちゃうとびっくりするよね。

脳は記憶をとどめたり、感情を出すのは得意なんだけど、現実と想像の見分けがつかない…という特徴がある。

もちろん自分の意識では、見分けがついている…と認識しているけど、脳の深部では現実も想像の出来事もごっちゃになってるってこと!

例えば、「梅干を食べているところを想像してください」と言われると、唾液が口に溢れてくることがあるよね。

これは、思い浮かべた梅干しのイメージに強い臨場感を感じて、脳は「本当に食べている」と勘違いしちゃってるんだ。

つまり脳は、「勘違いしやすい」という特性があるんだね。

この脳の勘違いの特性を有効に活用しているのが、アスリートたち。

彼らはイメージトレーニングをすることで、自分の身体感覚を極限まで高める練習をしているんだよ。

そしてこの脳の特性を生かせば、イライラを止めることも可能だよ。

イライラする気持ちを整理したり、感情をコントロールするのは、ある程度時間がかかります。

そのため、感情を整理する合間に、いつもとはちょっと違う行動をするのがおすすめです。

その一つが、脳をだます方法。

脳はご紹介した通り、イメージと現実の行動を勘違いして処理することがありますので、その特性を利用したイライラの解消方法をご紹介しますね。

①表情を変えてだます

笑顔の男性

辛いときこそ笑顔になるといい…といった言葉を一度は聞いたことがありますよね。

これは脳の特性を活かした方法で、思考と行動が違っている場合でも、行動によって脳が騙されることがあります。

その一つが笑顔です。

笑顔になるときは、誰でも口角をあげますよね。

そのような表情筋の動きがあると、笑顔になったと脳は勘違いします。

そして笑顔=幸せという情報が脳に伝えられることで、幸せを感じる神経伝達物質のセロトニンが分泌されます。

セロトニンが分泌されると、精神状態が落ち着いてストレスに強くなります。

イライラしてても口角を上げるだけで、セロトニンが分泌され心を落ち着かせることが可能。

すごくお手軽で効果的な方法ですよね!

ポイントとしては「表情筋を動かそう」と思うこと。

怒っているときに「笑顔になろう」と思っても、とてもそんな気分にはなれませんよね。

でも「表情筋を動かそう」「口角を上げよう」という気持ちなら、怒っているときでもできます。

人が周りにいると、口角を上げにくいと思いますので、イライラしてきたら、「ちょっとお手洗いに行ってきます。」と席を外して、トイレで口角を上げてみましょう。

思いのほか、気持ちが落ち着くことを実感できますよ。

また、笑顔になると、がん細胞に対抗するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化して、免疫力が高まるとも言われています。

逆にストレスがかかると、NK細胞の働きは弱まりますので、口角を上げるだけで精神的にも、身体的にも良い影響がもたらされるのです。

笑顔が多い人が、幸せを感じやすいメカニズムはお分かりいただけたでしょうか。

そう考えると、「イライラした時には、ちょっと口角を上げてみようかな…」なんて思いませんか?

②言葉で脳をだます

言葉を発する女性

また、言葉で脳をだます方法もあります。

例えば辛いことやイライラすることがあった時には、「想定内だ」とつぶやいてみてください。

人は自分にとって、「想定外」のことが起こるほど、パニックになりストレスを感じます。

しかし、全てが自分の中の「想定内」だとしたら…。

「自分で解決ができる」「予測できること」

と脳は判断しますので、それだけで気持ちも落ち着いてくるのです。

怒りは焦りや不安からも生まれてきます。

自分の心に余裕がなくて怒りが湧いてくるタイプの人は、ぜひ「想定内だ」とつぶやいてみてくださいね。

表情と言葉の両方をご紹介しましたが、これらは行動を変えることで、考え方を少しずつ変えていく「行動療法」の一つです。

脳をだましながら、習慣を変える

ご紹介した「脳をだます方法」は、即実践可能な、超簡単メソッドです。

この行動を習慣化できれば、イライラしてもすぐに気分を切り替えることができるようになります。

この行動療法とともに実践してほしいことが「言葉遣いと動作」です。

陽コーチ
陽コーチ
怒りっぽい人って、眉間にもシワが寄りやすいけど、行動とか言葉遣いにも特徴があるんだよ。
藍

確かに!

怒りっぽい人って、言葉遣いとか言い方がきつかったり、行動が荒っぽいかも…!

陽コーチ
陽コーチ

そうそう、そんな感じだね。

実は同じ怒る…という行動でも、すぐに怒りが収まる人は、怒っているときもいい方がきつくないし、怒鳴ることもない。

でも逆に怒りっぽい人は、乱暴な言葉遣いをしたり、怒鳴る、モノにあたるという行動を取りやすい。

これらの行動はすべて、「自分の怒りをさらにヒートアップさせる行動」になるんだよ。

まあ、こういった行動を取ることで、より「自分は怒っているんだ!」という自己アピールしている場合もある。

ただ、これらの行動は自分の怒りを増長させ、それによってさらにストレスを感じてしまうから、悪循環になるね。

だから、日ごろから逆の行動を心掛けるといいんだよ。

藍
 逆の行動って、例えば丁寧な言葉遣い…とかでしょうか??
陽コーチ
陽コーチ

そうだね。

脳は言葉や行動にも影響を受けるから、日ごろから丁寧な言葉遣い、丁寧な動作を心掛けると、それだけ穏やかに過ごせる時間も増えるよ。

好ましい習慣を強化して、好ましくない習慣を弱くする。

もちろん即効性を感じるのは難しいけど、その代わり少しずつ少しずつ、習慣が変わってくるんだ。

「怒る習慣」から「穏やかに過ごす習慣」にね。

イライラを感じたら、なるべくそれ以上ヒートアップさせないように、先ほど紹介した「脳をだます方法」を試し、余裕があるときに丁寧な行動と言葉遣いを心掛けてみる…。

そんな積み重ねが、辛い毎日から脱出するきっかけになるよ。

もしあなたに、「怒りをヒートアップさせる行動」が身についてしまっていたら、それを少しずつ解消していく方法を試していきましょう。

脳は簡単に勘違いをしてしまう…という特性がありますので、「怒りを爆発させる」か「イライラを解消して穏やかに過ごす」か、実はあなた自身で選択することができるのです。

脳から発生する怒りの感情に翻弄される人生を過ごすか、それとも穏やかに過ごす習慣に変えて幸せな人生を過ごすかは、全てあなた次第。

一つの行動を変えれば、それがあなたの人生を変えるきっかけになるかもしれません。

また、以下の関連記事にも、怒りの習慣を変えるメソッドが紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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