引き寄せの法則は、簡単に言うと「自分の思考が現実化する」ってことです。
そのため、引き寄せ本ではどれも必ず「ポジティブでいましょう。」「前向きに日々を過ごしましょう。」って綴られています。
でもコレって誰でも成功するわけじゃなくって、中には「ポジティブになろうとしてもなれない。」「いい気分でいたと思ったのに、次の日にはまたネガティブに戻った。」って感じる人も多いんだよ。
ネガティブな人が突然ポジティブになるって、実は大きな負荷がかかるんだ。
ポジティブになりたくて引き寄せ本を読んでいるのに、なぜか辛くなる。
人から「そんな風に考えずに、もっと気楽に考えなよ!」って言われて「だってできないものはできないんだもん!」とモヤモヤする。
そんな自分を嫌だと思ってるかもしれませんが、人の脳の特徴から考えると、すごく自然なことなんですよ。
今回は
ポジティブになりたいのにポジティブなれない人必見!
ネガティブから脱出する方法をご紹介します(*^_^*)
もくじ
人の感情・思考・行動は過去の記憶で決まる
人は普段脳の3~5%しか使っていないと言われています。
これは何故かと言うと、脳をフル回転させてしまうと膨大なエネルギーを使ってしまい、死に至る可能性もあるので自然と制御されているんですね。
どのように残りの脳を動かさずに休ませているかというと、過去の記憶に頼っているんです。
脳には意識層と無意識層がありますが、過去の記憶はすべて無意識層に貯められています。
この過去の記憶を元に、今浮かんでくる思考や行動は決めて、省エネをするんです。
帰宅するだけなのに、毎回いちいち「よしこの角で右に曲がろう!」「まっすぐ歩いてコンビニが見えたら、左に曲がるぞ。」なんて考えて決める人なんていないよね。
別のことを考えていても、家に自然と帰ることができる。
これが無意識の力だよ。
過去に何度も同じ道を通った記憶があるから、いちいち考えて自分の行動を決めなくても、無意識に家に帰ることができるんだ。
こんな風に人は常に、決定したり、考えたりする脳の働きを、過去の記憶を元に導き出して省エネしているんだよね。
脳って「思考や行動を変化させる」のはエネルギーを使うから、ついつい「現状維持(今までと同じ)」な思考や行動をとりたがるんだよ。
だからかなり意識しない限り、過去と同じ行動や思考を何度も繰り返しちゃうよね。
今までネガティブだった人にとっては、ネガティブな思考が自然で普通ってこと。
それを気合でなんとかポジティブに持っていこうとしても、その人にとってはすごく「不自然なこと」を脳に押し付けちゃうことになるんだ。
不自然なことをするから、エネルギーも使うし、疲れてしまう。
疲れるとまた自然にネガティブに戻っちゃうんだよね。
ネガティブって別に悪いことではなくて、誰でも例外なく、ポジティブやネガティブを行き来するものなんだよ。
人の気分の波があるんだけど、この波を段々とポジティブに近づけていくことができるんだ。
人も周波数だからポジティブとネガティブの波がある
ここからはちょっと難しい物理学の話。
この世のすべての物質を構成しているのは、素粒子です。
素粒子って、物質をどんどん細かくしていって、最終的に分解できないところまで細かくした構成要素(粒)のことなのです。
目に見えないすご~~~っく小さい粒って思っていただけるといいかと。
動物も人間も物も光も音もすべて素粒子。
そして素粒子はすべて固有の振動が起こっていて、それが周波数です。
面白いことに、人が発する感情も周波数なんですよ。
さらに人間は多種多様な感情を持っているので、色んな周波数が内在してる状態です。
感情が変わるごとに、周波数もコロコロ変わっていきますが、すごく簡単に言うと
- ポジティブな思考・感情だと周波数が上がる
- ネガティブな思考・感情だと周波数が下がる
このように変わります。
周波数は波状なので、上がったり下がったりするのはごくごく自然なこと。
だから人の気分も上がったり下がったり変化をするんですね。
この周波数が上がり続けるというのも、一定を保つのも、自然の摂理から言うと非常に不自然なことなんです。
でも、なぜネガティブな人は、ネガティブな感情ばかり出るんですか?
潜在意識に沢山のネガティブな記憶が溜まってるから、そこから発生する思考や行動も自然とネガティブになる。
感情によって人は色んな周波数に変わるけど、その人独自のメインの周波数が存在する。
つまりネガティブな記憶が多い人は、メインの周波数もネガティブってことだ。
だから、ネガティブな人がポジティブになるのは、潜在意識に溜まった記憶を書き換えていくようなことだから、結構難しいんだよ。
ポジティブな人は、もともと記憶がポジティブなものが多いから、気分や感情もポジティブなものが発せられることが多い。
だから周波数も平均して高い位置にあるんだ。
下記の図を見てみて。
ポジティブな人は感情の周波数が常に高い位置で、上がったり下がったりする。
それに対して、ネガティブは人は感情の周波数が常に低い位置で、上がったり下がったりするんだよ。
もともと感情には、「良い・悪い」という概念がありません。
感情とはただの「心の在り方」なんです。
だからポジティブ=いい感情、ネガティブ=悪い感情ではないと思ってくださいね。
ただ、自分がどの感情が好きなのか個人差があるので、自分の「好き」と思える感情を増やしていけば、自然と幸せ度上がります。
私はポジティブな方が気分がいいし、しっくりきます…!
ネガティブな周波数を行ったり来たりしている状態から、どうしたらポジティブな周波数にいけるんでしょうか…?
その状態までまずは持っていくことが大切だよ。
エイブラハムの22段階の感情スケールってものがあるんだけど、人の感情を細かく22段階まで分けているんだ。
その22段階のうちで、なるべく上の段階の感情を心がけると、段々と上にまで上がっていくよ。
※エイブラハムの22段階の感情スケールについては、下記の通りです。
言うなればレベル1の勇者がレベル99のラスボスに挑むようなものだ。
一気に段階を上げるのはあまりに不自然だから、生体恒常性(ホメオスタシス)という体を元の状態に戻そうとする働きが起きてしまう。
つまり一時的にポジティブになっても、すぐにネガティブに戻るってことだ。
ネガティブな人が引き寄せの本を読んで、全てに感謝しようとしてもうまくいかないのは、こういった理由からだよ。
ということは、少しずつ段階をあげていけばいいんですね。
無気力よりは怒りの感情のほうが、周波数が高い。
いきなり「感謝」に段階を上げるんじゃなくて、健全な怒りを感じる状態まで気持ちを回復させるんだ。
そして怒りの感情に慣れてきたら、次は心配や疑うなどの感情へと変化させていくといいよ。(※感情の段階は先程の別記事を御覧ください)
つまり引き寄せ本を読んだり実践し始めたときは、まだポジティブ1年生ってことですよね。
小学生がだんだんと学年が上がるように、自分の感情と向き合いながら、段々とポジティブな感情に近づけていくようにします!
ネガティブから脱出する方法①感情の段階を少しずつ上げる
感情の段階を徐々に上げるためには、
- 美味しいものを食べたり行きたいところに行く
- 自分に禁止していたことを開放してあげる
- 休みたかったら休む
こういった「自分の満足することをしてあげる」ことがポイント。
良い気分が続けば、自然と感情の段階も上がっていきます。
例えばピンク色は似合わないって言われて、ピンクの服は好きだけど着ていなかった。
それなら自分が好きなピンクの服を着てみるとか。
人の「似合う・似合わない」って意見は関係ありません。
自分の感情を高めるためには、自己満足の行動をしていいんです。
あ~今、幸せだなぁ…
と思える時間が必要で、その時間を増やすことで満足度も上がっていきます。
満足する気持ちが増えれば、自然とネガティブな感情に落ちにくくなるんですよ。
残念ながら、もともとネガティブな人って、自分の感情を落としてしまうことはとっても得意。
何も意識していないと、自然と自分の感情を落としてしまうので、敢えて上げる方法を選択していきましょう。
その過程では、時に人から見ると「ワガママな行動をしている」ように見えることがあります。
例えば、彼氏が 「外に遊びに行きたい。」って行った時に、「イヤ!私は家でゆっくりしたいの!」と主張する。
もちろん相手との折り合いが必要にはなってきますが、自分の希望をきちんと伝えられるようになると、気持ちの満足度があがるので、無理に相手に合わせたときよりも感情の段階は上がるんです。
最大のポイントは、「自分の気持ちがワクワクすることを選ぶ」「決める時にワクワクする選択をする。」「不快と思うことはしない」。
自分の「気持ちがいい。」「幸せだな。」って思えることを、徹底的に行なってみましょう。
実践すると、段々と自分の感情の波が、ネガティブの位置からポジティブな位置に変化していきますよ。(それとともにワガママ・自分勝手と見える行動も減っていきます)
もう一つ、ネガティブからの脱出方法があります。
ネガティブから脱出する方法②周波数が高い人と一緒に行動する
もう一つの感情の周波数を高くする方法は、「感情の周波数が高い人と一緒にいる。」ということ。
ポジティブな人は、メインの周波数もポジティブ。
ネガティブな人は、メインの周波数もネガティブです。
この周波数はお互いに影響しあい、さらに素粒子は周波数の高い方に似てくるという性質があります。
そのため、自分よりも高い周波数を持つ人といると、つられて自分の周波数も高くなっていくんです。
(加えてお伝えしますが、高い=良いこと・レベルが高い、低い=悪いこと・レベルが低いってことではないですからご注意くださいね。)
「この人といると前向きになれて、元気になる!」という人と一緒にいると、自然と自分の感情の周波数も高くなります。
異なる周波数同士は最初は疲れますが、徐々に慣れていきますので、試しにポジティブな人に近づいてみましょう。
「この世は全て愛よ~~!全てに感謝~~~✨」
という超周波数が高い人に近づくのは、非常に疲れるし不快に感じるかもしれません。
先述したレベル1の状態でレベル99の仲間を作るようなものなので、互いに大きなズレと不快感を感じます。
だからまずは、「この人といると心地いいな。」という人のそばにいるようにしましょう。
「引き寄せの法則をしてるのに、なかなかポジティブになれない…!」
そんなお悩みをお持ちの方は、自分がいまどのくらいの周波数がメインなのか、まずは自分の感情と向き合ってみましょう。
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