人間関係の悩み

夫や妻の許せない一言が忘れられない人は不幸を感じる時間が多い?!

窓の外を見る女性

こんにちは!

ナビゲーターの藍です。

あなたは夫や妻、はたまた誰かに言われた許せない一言を、今でも忘れられない…ということはありませんか?

「夫に言われた許せない一言」

「義父母に言われた許せない一言」

「彼女に言われた許せない一言」

そんな言葉を探してみると、以下のようなことを言われると「忘れられない!」という事態になるようです。

・人格否定をするような言葉
(お前は思いやりがない…など)

・上から目線の言葉
(誰が食わせてやってるんだ!…など)

・究極論を出す言葉
(文句があるなら別れよう…など)

・体型や容姿をけなす言葉
(お前ってホントブス…など)

・育ちや親の悪口

これらの一言は、たとえ赤の他人に言われたとしても、ずっと心に残ってしまいますよね。

藍

わ…私もあります~!!

一時期、子どもの問題で私が働けなかったときがあったのですが、当時の夫に「人が稼いだお金で暮らすなんて、あなたはタカリですか?」って言われました💦

しばらくはその言葉を忘れることができなかったです…。

陽コーチ
陽コーチ

それはまた強烈な一言を言われたね。

でも、夫に「あなたはタカリ」と言われたとしても、藍さんがタカリだ!というわけではないから、気にしなくても良いんだけど…。

ただ、どうしてもそういった強烈な一言は忘れられないよね。

藍
そういう時って、許したほうが忘れられるのでしょうか?
陽コーチ
陽コーチ

実はね、「許す、許さない」にはそれほどこだわらなくていいんだ!

今回は「他人の心無い人ことが忘れられない・許せない理由」と、「許せないときに生じるデメリット」を紹介していくよ。

そして許す・許さないは、それほど問題じゃないという理由もね。

特に「許せない…!」という状態は、あなたの人生を不幸にするという、大きなデメリットがあるから、苦しんでいる人はぜひ読んでみてくださいね!

他人に言われた一言がずっと忘れられない・許せない理由

夫や妻、はたまた他人に言われたある一言…

それがずっと忘れられない、許せないのには、実は理由があります。

まず傷つく一言を言われて感じるのは、「酷い!!傷ついた!」という意識ですね。

傷ついたということは、被害者のような意識になっているということですが、この被害者意識がいつまでも続くのには、理由があります。

エンドルフィンの分泌で快感を感じるから

脳の透視図

まず、被害者意識に陥っているときには、強いストレスを感じています。

強いストレスがかかった時に分泌されるβエンドルフィンという神経伝達物質があるのですが、通常は体が傷ついたときや逃れられない苦痛に遭遇した時に、脳下垂体から分泌されます。

βエンドルフィンが分泌されると、人はストレスが緩和されて緊張も和らぎ、一種の気持ちよさを感じるんですね。

このβエンドルフィンは、精神的なストレスがかかった時にも、分泌されている可能性があるのです。

つまり「傷ついた!」と自分でストレスと認識した時に、分泌されているかもしれないってこと!

そうなると、「許せない一言を言われて傷ついた過去」を、何度も何度も思い出せば出すほど、βエンドルフィンが分泌されます。

分泌されれば気持ちよさを感じるので、依存性が出てきます。

つまり無意識に気持ちよさを感じたいがために、「そんな一言を言われた自分は可哀想。傷ついているんだ。」と忘れないようにしている可能性があるのです。

思い出すたびに苦しくなるので、本当は忘れたいのに、一種の快感を感じて忘れることができない…そんな負のループにはまっているかもしれません。

βエンドルフィンはまだまだ未知数で、謎の多い神経伝達物質ですが、もし何度も思い出すことで快感を感じているとしたら、忘れられない理由もわかりますよね。

自己否定感が強いから

落ち込む男性

もともと「自分に自信がない。」「自己否定感が強い」というタイプの人は、「他人が言った許せない一言」を忘れられない傾向があります。

自信がある人は他人に非難されても、「いや、自分はそんな人間じゃないし。」「相手のほうが間違ってるよね。」と意に介しません。

他人の心無い一言に、全く動じないんですね。

でも、「酷い!」「信じられない!」と傷つく人ほど、いつも自分に自信がなくて、自分を責めているため、他人の一言に対して過剰な防衛反応が働いてしまうのです。

また自己否定感が強いと、他人の心無い一言が、自分にすべて当てはまっている気もして、その言葉をはねつけることができません。

「もしかしたが、自分は確かにそうかも…」「でも、これ以上、私は傷つけないで!」という気持ちから、自己否定感をさらに強化してしまい、なかなか忘れられなくなってしまうのです。

※自己否定感については以下の記事もご参考ください。

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自分が傷ついて不幸になっていることを知ってほしいから

怒る男性

もう一つ、ずっと許せずにいる理由は、相手に「自分は傷ついた!」ということを知って欲しいから。

「あなたの一言で、これだけ傷つきました。」

「謝ってほしい。」

「あなたのせいで、今の私はこんなに不幸なの。」

本当は相手に、そう伝えたいのです。

その一言を忘れてしまったら、自分の傷ついた気持ち、不幸と感じている気持ちを、一生分かってもらうことはできないかも…。

だから忘れたくないのです。

ただ、心無い一言を言った相手を、忘れられない・許せない理由を3つご紹介しましたが、そもそも、許す必要はあるのでしょうか?

許せない一言を言った相手を許さなきゃいけないの?

悩む女性

まず、大前提として、憎しみを感じている相手を許すのは難しいです。

憎しみまで行かなくても、許せないとは思っているので、無理に「許そう」と思っても抵抗感が出ます。

だから、許す、許さないはいったん横に置いておきましょう。

これは棚上げの技術と言いますが、今現状で解決が難しい問題は、いったん棚上げして、別の視点からアプローチします。

許す、許さないは、実はどちらでもいいのです。

まずは、許さないことで、あなたの身にどんなことが起こっているのか、知ることが大切です。

「相手を許せません!でも私はハッピーなので、全く問題ないです♪」

という方なら、無理に許さなくてもいいと思います。

でも、もしも「許さない」ことで、あなたが辛いと感じているなら、「許さないことで生じるデメリット」を知っておくといいですよ。

許せない状態が続くと、どんどん不幸になる?!

重要

相手の一言を、許せない、忘れられないことで、あなたにもデメリットが生じてしまいます。

許せない一言を思い出したときに、気分が悪くなりませんか?

何度も思い出すたびに、言われたときの不快感が湧き上がっては来ませんか?

思い出して怒りや憎しみがこみ上げ、何年も忘れられないと、そのたびにマイナス感情に支配されます。

そんな状態になると、どんなに幸せな出来事があっても、幸せと感じることができません。

今は幸せなはずなのに、「あの時に、あいつにああ言われた。」と思い出して、そのたびに不幸な気分になってしまいます。

つまり、許さないことは、あなたに多大な不利益をもたらすのです。

でも、相手を許してしまうと、相手が楽になってしまうような気がして、なかなか許せませんよね。

ただ、たとえあなたが「許せない…!」と思っていても、言った本人は「申し訳ない」なんて反省はほとんどしませんし、そんな一言はすっかり忘れて、日常を普通に過ごしています。

(そもそも反省するような人は、心無い一言は言いませんし、言ったとしてもすぐに謝ってきます。)

つまりずっと許さない…という状態だと、あなただけが、「不幸を感じる」時間が多くなってしまうのです。

思い出すたびに、過去のあの嫌な感情を思い出し、相手に怒りと憎しみを感じて、「私のこの気持ちを思い知らせてやりたい!!」と思う。

でも相手はそんなことは気にせず、のほほんと生きています。

それが余計に許せなくなる…!!

こんな許せないという負のスパイラルに陥ったら、一番自分が辛くなるのです。

さらに「自分は不幸だ」というストレスにさらされ続けると、自律神経のバランスが崩れたり、神経伝達物質の分泌が過剰になって、免疫の働きにも影響が出てきます。

心身共に疲れ切ってしまう危険性もあるんですよ。

藍

確かにそうです…!

私も当時の夫に「酷い!」と言いましたが、夫は「言われるあなたが悪いんでしょ。」って、「言ったことへの罪悪感」なんてみじんも感じていませんでした…。

多分今は、言ったことさえ忘れていると思います。

もし今相手に、「こんなことをあなたに言われて傷ついた。」と言っても「は?俺は正しいことを言ったんだけど。」と言われると思う…。

陽コーチ
陽コーチ

そう、確かに「あなたにこう言われて傷ついた。」と伝えたときに、「それは気づかなかった、ごめん。」って謝ってくれる人もいるけど、「自分は正しいことを言った。」と思う人もいる。

残念だけど、「自分は正しいことを言った。」と思う人とは、根本的に話が合わないかもしれないね。

だから、そんな時は「相手を許す・許さない」という視点に立つのではなく、あなたにとっての幸せを、一番に考えてみて。

あなたにとっての幸福を一番に考える

LOVE

許せない一言を言った相手を許すか、許さないか…。

そんな考えに囚われると、許さなきゃ…でも許せない…と新たな苦しみを生みます。

「相手の良いところを見る」とか「相手の立場になって考えてみる」という考え方もありますが、嫌悪感を抱いた相手に対してそれは難しいですよね。

だから相手を許す・許さないではなく、まずは「あなたにとっての幸せを一番に考える」ということが大切なんです。

「許せない一言を思い出すと嫌な気分になる」

それならば、相手の言ったことは、ただ単に相手の意見なだけ、私は違うんだと思い直してみる。

「相手の一言を思い出して、自分に自信がなくなる」

それならば、自分のいいところ、成功したこと、嬉しかったことなどを思い出して、ノートに書き出す。

「相手の一言を思い出すと、ムカついてどうしようもない」

それならば、その相手が悔しがるくらい、楽しいことをして幸せになる。

相手が何かを言ったことは、関係ないのです。

今のあなたが、幸せを感じているのか、それとも苦しんでいるのか、それが重要なのです。

もしも相手の許せない一言を思い出したときは、自分に問いかけてみてください。

「私、今、幸せ?幸せになりたい?それとも苦しみを感じたいの?」

※もしも「不幸にはなりたくないけど、どうしても思い出すの~!」と困っている方は、「恨み切る」というワークを以下の関連記事でご紹介していますので、ご覧になってみてください。

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最後に、相手がなぜ心無い一言を言うのか、相手の視点に立ってご紹介しますね。

実はその発言を重く見る必要は一切ないんですよ。

相手が許せない一言を言う理由

口喧嘩をするカップル

相手が許せない一言を言う理由を、ふたつご紹介しますね。

自分の嫌な部分をあなたに投影している

許せないような心無い一言を言う…ということは、相手はあなたに対して「嫌悪感」を感じたため、言葉に出して言った…ということです。

もし嫌悪感を感じなかったらスルーするだけ、そんな一言は言いませんよね。

嫌悪感を感じるということは、「自分の中に、その嫌な要素がある」と敏感に感じ取っているということ。

人は他人に対して、自分の中にある自分でも嫌だな…と思っている要素(欠点とか)があると感じ取った時に、それを直視したくなくて相手を攻撃します。

例えば、自分の容姿に自信がなくて、必死に着飾っている人がいるとします。

一見おしゃれに見えますが、本当は容姿に自信がなく、それを隠すために自分を取り繕ってるんです。

そんな人は、同じく容姿に自信がなさそうな相手に嫌悪感を感じて、例えば「ダサい」と言って攻撃するのです。

この場合、容姿は関係なく、「自信がない」という自分を直視したくなくて、自信がなさそうな人に嫌な一言を言います。

藍

あ!確かに…。

私の元夫も、すごく散在する人で、私が貯めた貯金とか、以前すべて使っちゃったんです。

陽コーチ
陽コーチ

そう。だから藍さんがタカリかどうかではなく、元旦那さんは自分のしたことを「タカリ」だと思ってたんだよね。

それで、自分のそんな性質を直視したくなくて、やむを得ない状況で働けなくなった藍さんを攻撃したんだ。

相手は、自分の許せない部分を、勝手にあなたに投影して、攻撃してきた…。

そう思うと、なんだか憐れに感じませんか?

自分の意に沿わないことをしたから

「こんな常識もしらないの?」「普通はこんなことしないよね。」といった一言を言ってくる人は、自分の思い込みを押し付けているだけです。

下記の関連記事で詳しく説明していますが、人は「~べき」という思い込みを持っています。

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その思い込みが強すぎると、自分の考えに反する人に対して「~すべきなのに、してないじゃない!」とジャッジして、批判したくなるのです。

でも実は、その「~べき」「普通は~」といった思い込みで、一番苦しんでいるのは、許せない一言を言ってくる本人です。

自分に対しても「~すべき!」と常に思って、我慢をしているので、その通りに動かない相手に理不尽さを感じて、頭にきて攻撃をしてくるのです。

そんな人の、自分勝手な思い込みであなたが何年も苦しむ必要は…ないと思いませんか?

相手の一言に影響力は一切ない

空っぽの鳥かご

相手がなぜ許せない一言を言ってくるかをご紹介しましたが、どれも根拠のない、その人だけの考えということが、お判りいただけたでしょうか?

そんな一言で、あなたが思い出すたびに、気分が悪くなったり、苦しむのは、何とももったいないと思いませんか?

相手の言っていることは、何の根拠もなく、その一言であなたの名誉や人格が傷つくものではありません。

実は相手の一言に影響力はないのです。

ですから、あなたはあなたの幸せを一番に考えてください。

相手の一言を「一番、影響力のある一言」にしないでください。

もしもそれでも「怒りが治まらない」「許せない」ということでしたら、あなたの中にある怒りを、少しずつ解放していきましょう。

怒りを感じたその時に、以下の記事に書かれた方法で、解放していきましょう。

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「アレ?前にそんなこと言われたっけな…」

そんな風に、相手の許せない一言が、忘れられる日が自然と訪れるのです。

私がたかりと言われた話と乗り越え方は、以下でご紹介しています★

https://cocoro-labo.com/takari

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