こんにちは!
ナビゲーターの藍です。
あなたは夫や妻、はたまた誰かに言われた許せない一言を、今でも忘れられない…ということはありませんか?
「夫に言われた許せない一言」
「義父母に言われた許せない一言」
「彼女に言われた許せない一言」
そんな言葉を探してみると、以下のようなことを言われると「忘れられない!」という事態になるようです。
・人格否定をするような言葉
(お前は思いやりがない…など)
・上から目線の言葉
(誰が食わせてやってるんだ!…など)
・究極論を出す言葉
(文句があるなら別れよう…など)
・体型や容姿をけなす言葉
(お前ってホントブス…など)
・育ちや親の悪口
これらの一言は、たとえ赤の他人に言われたとしても、ずっと心に残ってしまいますよね。
わ…私もあります~!!
一時期、子どもの問題で私が働けなかったときがあったのですが、当時の夫に「人が稼いだお金で暮らすなんて、あなたはタカリですか?」って言われました💦
しばらくはその言葉を忘れることができなかったです…。
それはまた強烈な一言を言われたね。
でも、夫に「あなたはタカリ」と言われたとしても、藍さんがタカリだ!というわけではないから、気にしなくても良いんだけど…。
ただ、どうしてもそういった強烈な一言は忘れられないよね。
実はね、「許す、許さない」にはそれほどこだわらなくていいんだ!
今回は「他人の心無い人ことが忘れられない・許せない理由」と、「許せないときに生じるデメリット」を紹介していくよ。
そして許す・許さないは、それほど問題じゃないという理由もね。
特に「許せない…!」という状態は、あなたの人生を不幸にするという、大きなデメリットがあるから、苦しんでいる人はぜひ読んでみてくださいね!
もくじ
他人に言われた一言がずっと忘れられない・許せない理由
夫や妻、はたまた他人に言われたある一言…
それがずっと忘れられない、許せないのには、実は理由があります。
まず傷つく一言を言われて感じるのは、「酷い!!傷ついた!」という意識ですね。
傷ついたということは、被害者のような意識になっているということですが、この被害者意識がいつまでも続くのには、理由があります。
エンドルフィンの分泌で快感を感じるから
まず、被害者意識に陥っているときには、強いストレスを感じています。
強いストレスがかかった時に分泌されるβエンドルフィンという神経伝達物質があるのですが、通常は体が傷ついたときや逃れられない苦痛に遭遇した時に、脳下垂体から分泌されます。
βエンドルフィンが分泌されると、人はストレスが緩和されて緊張も和らぎ、一種の気持ちよさを感じるんですね。
このβエンドルフィンは、精神的なストレスがかかった時にも、分泌されている可能性があるのです。
つまり「傷ついた!」と自分でストレスと認識した時に、分泌されているかもしれないってこと!
そうなると、「許せない一言を言われて傷ついた過去」を、何度も何度も思い出せば出すほど、βエンドルフィンが分泌されます。
分泌されれば気持ちよさを感じるので、依存性が出てきます。
つまり無意識に気持ちよさを感じたいがために、「そんな一言を言われた自分は可哀想。傷ついているんだ。」と忘れないようにしている可能性があるのです。
思い出すたびに苦しくなるので、本当は忘れたいのに、一種の快感を感じて忘れることができない…そんな負のループにはまっているかもしれません。
βエンドルフィンはまだまだ未知数で、謎の多い神経伝達物質ですが、もし何度も思い出すことで快感を感じているとしたら、忘れられない理由もわかりますよね。
自己否定感が強いから
もともと「自分に自信がない。」「自己否定感が強い」というタイプの人は、「他人が言った許せない一言」を忘れられない傾向があります。
自信がある人は他人に非難されても、「いや、自分はそんな人間じゃないし。」「相手のほうが間違ってるよね。」と意に介しません。
他人の心無い一言に、全く動じないんですね。
でも、「酷い!」「信じられない!」と傷つく人ほど、いつも自分に自信がなくて、自分を責めているため、他人の一言に対して過剰な防衛反応が働いてしまうのです。
また自己否定感が強いと、他人の心無い一言が、自分にすべて当てはまっている気もして、その言葉をはねつけることができません。
「もしかしたが、自分は確かにそうかも…」「でも、これ以上、私は傷つけないで!」という気持ちから、自己否定感をさらに強化してしまい、なかなか忘れられなくなってしまうのです。
※自己否定感については以下の記事もご参考ください。
自分が傷ついて不幸になっていることを知ってほしいから
もう一つ、ずっと許せずにいる理由は、相手に「自分は傷ついた!」ということを知って欲しいから。
「あなたの一言で、これだけ傷つきました。」
「謝ってほしい。」
「あなたのせいで、今の私はこんなに不幸なの。」
本当は相手に、そう伝えたいのです。
その一言を忘れてしまったら、自分の傷ついた気持ち、不幸と感じている気持ちを、一生分かってもらうことはできないかも…。
だから忘れたくないのです。
ただ、心無い一言を言った相手を、忘れられない・許せない理由を3つご紹介しましたが、そもそも、許す必要はあるのでしょうか?
許せない一言を言った相手を許さなきゃいけないの?
まず、大前提として、憎しみを感じている相手を許すのは難しいです。
憎しみまで行かなくても、許せないとは思っているので、無理に「許そう」と思っても抵抗感が出ます。
だから、許す、許さないはいったん横に置いておきましょう。
これは棚上げの技術と言いますが、今現状で解決が難しい問題は、いったん棚上げして、別の視点からアプローチします。
許す、許さないは、実はどちらでもいいのです。
まずは、許さないことで、あなたの身にどんなことが起こっているのか、知ることが大切です。
「相手を許せません!でも私はハッピーなので、全く問題ないです♪」
という方なら、無理に許さなくてもいいと思います。
でも、もしも「許さない」ことで、あなたが辛いと感じているなら、「許さないことで生じるデメリット」を知っておくといいですよ。
許せない状態が続くと、どんどん不幸になる?!
相手の一言を、許せない、忘れられないことで、あなたにもデメリットが生じてしまいます。
許せない一言を思い出したときに、気分が悪くなりませんか?
何度も思い出すたびに、言われたときの不快感が湧き上がっては来ませんか?
思い出して怒りや憎しみがこみ上げ、何年も忘れられないと、そのたびにマイナス感情に支配されます。
そんな状態になると、どんなに幸せな出来事があっても、幸せと感じることができません。
今は幸せなはずなのに、「あの時に、あいつにああ言われた。」と思い出して、そのたびに不幸な気分になってしまいます。
つまり、許さないことは、あなたに多大な不利益をもたらすのです。
でも、相手を許してしまうと、相手が楽になってしまうような気がして、なかなか許せませんよね。
ただ、たとえあなたが「許せない…!」と思っていても、言った本人は「申し訳ない」なんて反省はほとんどしませんし、そんな一言はすっかり忘れて、日常を普通に過ごしています。
(そもそも反省するような人は、心無い一言は言いませんし、言ったとしてもすぐに謝ってきます。)
つまりずっと許さない…という状態だと、あなただけが、「不幸を感じる」時間が多くなってしまうのです。
思い出すたびに、過去のあの嫌な感情を思い出し、相手に怒りと憎しみを感じて、「私のこの気持ちを思い知らせてやりたい!!」と思う。
でも相手はそんなことは気にせず、のほほんと生きています。
それが余計に許せなくなる…!!
こんな許せないという負のスパイラルに陥ったら、一番自分が辛くなるのです。
さらに「自分は不幸だ」というストレスにさらされ続けると、自律神経のバランスが崩れたり、神経伝達物質の分泌が過剰になって、免疫の働きにも影響が出てきます。
心身共に疲れ切ってしまう危険性もあるんですよ。
確かにそうです…!
私も当時の夫に「酷い!」と言いましたが、夫は「言われるあなたが悪いんでしょ。」って、「言ったことへの罪悪感」なんてみじんも感じていませんでした…。
多分今は、言ったことさえ忘れていると思います。
もし今相手に、「こんなことをあなたに言われて傷ついた。」と言っても「は?俺は正しいことを言ったんだけど。」と言われると思う…。
そう、確かに「あなたにこう言われて傷ついた。」と伝えたときに、「それは気づかなかった、ごめん。」って謝ってくれる人もいるけど、「自分は正しいことを言った。」と思う人もいる。
残念だけど、「自分は正しいことを言った。」と思う人とは、根本的に話が合わないかもしれないね。
だから、そんな時は「相手を許す・許さない」という視点に立つのではなく、あなたにとっての幸せを、一番に考えてみて。
あなたにとっての幸福を一番に考える
許せない一言を言った相手を許すか、許さないか…。
そんな考えに囚われると、許さなきゃ…でも許せない…と新たな苦しみを生みます。
「相手の良いところを見る」とか「相手の立場になって考えてみる」という考え方もありますが、嫌悪感を抱いた相手に対してそれは難しいですよね。
だから相手を許す・許さないではなく、まずは「あなたにとっての幸せを一番に考える」ということが大切なんです。
「許せない一言を思い出すと嫌な気分になる」
それならば、相手の言ったことは、ただ単に相手の意見なだけ、私は違うんだと思い直してみる。
「相手の一言を思い出して、自分に自信がなくなる」
それならば、自分のいいところ、成功したこと、嬉しかったことなどを思い出して、ノートに書き出す。
「相手の一言を思い出すと、ムカついてどうしようもない」
それならば、その相手が悔しがるくらい、楽しいことをして幸せになる。
相手が何かを言ったことは、関係ないのです。
今のあなたが、幸せを感じているのか、それとも苦しんでいるのか、それが重要なのです。
もしも相手の許せない一言を思い出したときは、自分に問いかけてみてください。
「私、今、幸せ?幸せになりたい?それとも苦しみを感じたいの?」
※もしも「不幸にはなりたくないけど、どうしても思い出すの~!」と困っている方は、「恨み切る」というワークを以下の関連記事でご紹介していますので、ご覧になってみてください。
最後に、相手がなぜ心無い一言を言うのか、相手の視点に立ってご紹介しますね。
実はその発言を重く見る必要は一切ないんですよ。
相手が許せない一言を言う理由
相手が許せない一言を言う理由を、ふたつご紹介しますね。
自分の嫌な部分をあなたに投影している
許せないような心無い一言を言う…ということは、相手はあなたに対して「嫌悪感」を感じたため、言葉に出して言った…ということです。
もし嫌悪感を感じなかったらスルーするだけ、そんな一言は言いませんよね。
嫌悪感を感じるということは、「自分の中に、その嫌な要素がある」と敏感に感じ取っているということ。
人は他人に対して、自分の中にある自分でも嫌だな…と思っている要素(欠点とか)があると感じ取った時に、それを直視したくなくて相手を攻撃します。
例えば、自分の容姿に自信がなくて、必死に着飾っている人がいるとします。
一見おしゃれに見えますが、本当は容姿に自信がなく、それを隠すために自分を取り繕ってるんです。
そんな人は、同じく容姿に自信がなさそうな相手に嫌悪感を感じて、例えば「ダサい」と言って攻撃するのです。
この場合、容姿は関係なく、「自信がない」という自分を直視したくなくて、自信がなさそうな人に嫌な一言を言います。
あ!確かに…。
私の元夫も、すごく散在する人で、私が貯めた貯金とか、以前すべて使っちゃったんです。
そう。だから藍さんがタカリかどうかではなく、元旦那さんは自分のしたことを「タカリ」だと思ってたんだよね。
それで、自分のそんな性質を直視したくなくて、やむを得ない状況で働けなくなった藍さんを攻撃したんだ。
相手は、自分の許せない部分を、勝手にあなたに投影して、攻撃してきた…。
そう思うと、なんだか憐れに感じませんか?
自分の意に沿わないことをしたから
「こんな常識もしらないの?」「普通はこんなことしないよね。」といった一言を言ってくる人は、自分の思い込みを押し付けているだけです。
下記の関連記事で詳しく説明していますが、人は「~べき」という思い込みを持っています。
その思い込みが強すぎると、自分の考えに反する人に対して「~すべきなのに、してないじゃない!」とジャッジして、批判したくなるのです。
でも実は、その「~べき」「普通は~」といった思い込みで、一番苦しんでいるのは、許せない一言を言ってくる本人です。
自分に対しても「~すべき!」と常に思って、我慢をしているので、その通りに動かない相手に理不尽さを感じて、頭にきて攻撃をしてくるのです。
そんな人の、自分勝手な思い込みであなたが何年も苦しむ必要は…ないと思いませんか?
相手の一言に影響力は一切ない
相手がなぜ許せない一言を言ってくるかをご紹介しましたが、どれも根拠のない、その人だけの考えということが、お判りいただけたでしょうか?
そんな一言で、あなたが思い出すたびに、気分が悪くなったり、苦しむのは、何とももったいないと思いませんか?
相手の言っていることは、何の根拠もなく、その一言であなたの名誉や人格が傷つくものではありません。
実は相手の一言に影響力はないのです。
ですから、あなたはあなたの幸せを一番に考えてください。
相手の一言を「一番、影響力のある一言」にしないでください。
もしもそれでも「怒りが治まらない」「許せない」ということでしたら、あなたの中にある怒りを、少しずつ解放していきましょう。
怒りを感じたその時に、以下の記事に書かれた方法で、解放していきましょう。
あなたが怒りから解放されて、最高に幸せになったら…。
「アレ?前にそんなこと言われたっけな…」
そんな風に、相手の許せない一言が、忘れられる日が自然と訪れるのです。
私がたかりと言われた話と乗り越え方は、以下でご紹介しています★
https://cocoro-labo.com/takari
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